ハーメネイー最高指導者「イラン国営放送は《ソフトな戦争》に対抗するための前線基地」(4)
2015年10月13日付 Jam-e Jam 紙
欧米に対する非現実的な見方を創り出すこともソフトな戦争の目的の一つ
イスラーム革命最高指導者は、若者たちの間に世界、特に欧米に対して非現実的な見方を創り出し、欧米が先進的で安楽かつ安全で、困難から解放された国であるかのような印象を彼らに描かせることも、ソフトな戦争のもう一つの目的であるとした上で、演説のこの箇所の結論として、次のように述べた。
〔敵によって〕計画されたソフトな戦争の主要かつ最終的な目的は、人々、特に若者たちの価値観を変化させ、彼らの信仰を弱化させることで、イスラーム共和国を内側から分断し、内的に変質させることなのである。
革命最高指導者はさらに、ソフトな戦争で敵が用いているハードウェアならびにソフトウェアに触れ、次のように述べた。
仮想空間で日を追うごとに起きている進歩は全て、ソフトな戦争の目的実現に貢献しているが、しかしこうした利器やハードウェア上の進歩よりも重要なのは、思想や政治、文学、社会などの分野を主導するエリートたち、そして〔マス・〕コミュニケーションや芸術のさまざまな分野で顕著な活躍を見せる人々からなる、巨大な軍団の存在である。こうした軍団こそ、〔敵が〕ソフトな戦争の諸目的を実現させる際の、強力で効果的なソフトウェア的な障碍となるのだ。
〔‥‥〕
つづく
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( 翻訳者:SMTN )
( 記事ID:39100 )