トルコ軍、標高3000m級の山地でPKKを一掃、119名殺害
2015年11月06日付 Hurriyet 紙


テロ組織PKK(クルド労働者党)のトルコの最重要拠点であるハッキャーリ県ユクセキオヴァ国境地帯にあるブズル山地域がトルコ軍によって一掃された。殉職したイルケル・チェリクジャン中佐の名が付けられ、標高2500〜3000m地帯で行われた作戦で、トルコ軍はPKKが「進入禁止」とした地帯に突入し、119名のテロリストを殺害した。6名が殉職した。作戦ではPKKのテロリストが地域で発電機とドリルで山に穴を開けて据えた地対空ミサイルが押収された。

作戦ではテロリストたちが道に仕掛けた多くの手製爆弾やこれらの製作に使われる大量の材料、様々な爆発物、PKKメンバーがヘリコプターに対して撃った5発の地対空ミサイルを始めとする合計39の重火器とこれらの兵器に使われる何万もの弾薬が押収された。

作戦ではところどころ激しい戦闘が起こり、命を顧みずに戦闘に臨んだ6人の兵士が亡くなった。

2015年9月27日に始まり、2015年11月5日にほぼ完了したイルケル・チェリクジャン作戦では2つのコマンド部隊と特殊部隊のチームが任務を担った。ヘリコプターで派遣されたチームは2〜3日間ごとに補給と交代が行われた。

夜には気温が-15度にまで下がり、凍結も起こる、3500mに至る標高の険しい渓谷や岩からなる地域での40日間にわたる作戦で、テロリストたちが使った拠点や隠れ家、洞窟をひとつひとつ使用不能にした。

作戦には空軍も参加した。

■この地域はなぜ重要か

作戦が実施された地域は、ドスキ渓谷、ブズル山、イキカヤ山脈を隔て、往来に便利な唯一の方向、ダールジャ国境部隊、ケリ・テペ国境警備所、ペイ・テペ国境警備所を最もカバーしているオラマル・テペである。

このためこの地域を支配下に置くことは標高のより高い地域や警備所の安全のために重要である。

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:39112 )