イマーム・ハティプ高校生のためにブックカフェを
2015年11月06日付 Cumhuriyet 紙
国民教育省が宗教教育に関して重要だとした組織のうち、イマーム・ハティプ学校卒業生・関係者協会(ÖNDER)は、各都市でイマーム・ハティプ高校に通う学生たちのためのブックカフェを開店し、運営する旨の要望を出した。ÖNDERは、保護者からイマーム・ハティプ高校の学生たちのためにキャンプを行う必要性と、キャンプで「学生たちが主役となる議論の場が設けられ、これに応じた本と映画が選ばれるよう」との要望を受けた。
■“パンフレット”が用意された
その名が宗教教育政策においてしばしばみられるÖNDERは、特にイマーム・ハティプ学校、学校家族団体において任務を担い、あるいは担うことを希望するメンバーに関し、「学校家族団体パンフレット」を作成した。
パンフレットでは、学生の保護者に対し「教育行事の支援」という仕事が与えられた。また、「教育方法と材料の発展に関する取り組み」が必要であると述べ、このために保護者らが、戦略的なテーマを定め、発展させる取り組みに対し積極的に取り組む、と書かれている。パンフレットではさらに、「当該イマーム・ハティプ高校において、宗教の基本的書物に触れる際に最も重要な問題であるアラビア語教育に関し、集中的な取り組みを行うのが重要な 事項であると考えられる」と記載されているのが注意を引いた。
■コーランのための新たな手法
学校家族団体は、保護者がイマーム・ハティプ中学校・高校において実施されている授業のプロセスや達成度を評価する活動に参加する必要があると強調し、パンフレットで、保護者に対し「アラビア語教育のプロセスと達成度を評価し、コーラン教育において新たな方法を探求する取り組みを支援する」仕事などが提案された。保護者たちからは、「生徒たちがイスラム思想に関する先駆的な人物を知るべく、何らかの取り組みが行われるよう」要望が挙がった。
■イマーム・ハティプ学校のためのカフェを
パンフレットでは、イマーム・ハティプ高校の学生たちの「ブックカフェ」開店の可能性があることが明らかになった。またこのために「各自治体と協働しながら、各都市においてあらゆる学生が足を運ぶことのできる図書館をもつカフェがオープンする可能性がある」と述べられた。
■議論のためのイマーム・ハティプ高校キャンプ
学校家族団体がキャンプを行う必要性を述べたこのパンフレットでは、キャンプが行われる段階においては、学生たちの到達度レベルがはっきりと分かる必要があると述べられた。また、「高校時代が思春期と言われる難しい時期に相当すると考えると、特に男子学生らに向けた、彼らのエネルギーを発散することが出来るようなキャンプが実施される必要がある。これに伴い、学生たちの内面的感情に注意をしながら、彼らのモチベーションを上げ、彼らが自主的に行う議論が行われる必要があり、これに応じた本や映画が選ばれるべきである」とされた。
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( 翻訳者:木全朋恵 )
( 記事ID:39113 )