アタテュルク侮辱放送にRTUK、警告
2015年11月11日付 Hurriyet 紙


ラジオ・テレビ高等機構(RTÜK)は、11月10日の放送が原因で物議をかもしたAkitTVに大して罰金を科した。AkitTVが同様の罪を再度犯した場合、放送免許が剥奪される見通しだ。

ネット放送サイトであるAkitTVは11月10日に「圧政は1938年に終わった」と題した放送を行い、物議をかもした。この件を11月12日に取り上げたRTÜKは、問題となったニュースは第6112号法8条1項附則a及びfに反するものであるとした。

放送が附則aの「トルコ共和国政府の存在と独立、国家における国と国民の非分離の一体性、アタテュルクの原則と革命に反してはならない」、附則fの「社会が国家的、精神的価値、そして一般の倫理と家族制度の保護の原則に反してはならない」という規定に反していることを理由に、AkitTVには罰金刑が科されると同時に警告がなされた。

AkitTVが1年以内に同様の侮辱を行った場合は最終警告を受け、10日間監視される。違反が続いた場合、放送免許をはく奪される。これはRTÜKの最も重い処置である。

弁護士のファルク・エムレ・アク氏は、AkitTVの11月10日の放送を受け刑事告訴を行った。チャーラヤンにあるイスタンブル裁判所に刑事告訴を行ったアク氏は、訴状において、2015年11月10日時点で、イェニ・アキット紙のインターネットサイト上のリンクに「『圧政は1938年に終わった』 という見出しを用い、ガーズィ・ムスタファ・ケマル・アタテュルクを侮辱した」と述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:橋本直樹 )
( 記事ID:39143 )