モロッコの工事現場
◼モロッコ:2016年の公共事業計画に200億ドル
【ラバト:ムハンマド・シャルキー】
現在国会に提出されている、モロッコの2016年予算案に盛り込まれた公共投資は1,890億ディルハム(200億ドル)と見込まれ、そこには健康、教育、インフラ、高速道路、鉄道、港、空港、ダム、再生可能エネルギー、上水道、そしてリン産業の分野が含まれている。
ムハンマド・ブー・サイード経済金融大臣は、モロッコが今後数年を通して、発展途上国での立場向上を果たす準備のために、経済・社会開発と基本サービスの改善、また地方経済枠組みの発展とその競争力及び魅力向上の成長ペースを上げるよう取り組んでいると述べた。
同大臣は、マクロ経済の改善によって公共及び民間投資が増加し、今年で40億ドルに達した海外投資をさらに呼び込むだろうと表明した。これは、個人及び企業の消費に基づいたモロッコの経済モデルを活性化させ、さらに輸出増や国際競争状況、貿易収支を改善させるだろう。国際市場での原油価格下落を受け、モロッコのGDPは3%低下、この3年間では9%低下した。
(後略)
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( 翻訳者:松崎萌子 )
( 記事ID:39202 )