イラン国軍陸上部隊司令官「サウード家に対しては《力の言葉》で臨むべき」
2015年10月07日付 Jam-e Jam 紙

【ジャーメ・ジャム・オンライン】イラン国軍陸上部隊司令官は、過去数年間でサウード家が犯した数々の犯罪行為やミナーでの惨事について触れた上で、「サウード家は今日、嫌われ者の一族として知られている。彼らに対しては、ただただ《力の言葉》で臨むべきである。なぜならば、彼らはこうした言葉以外の言葉を理解する能力がないからだ」と述べた。

 タスニーム通信によると、アフマド・レザー・プールダスターン司令官は今日の正午、エスファハーンの「殉教者ヴァタンプール陸上部隊航空隊基地」の飛行士訓練学校の卒業式の席上で、敵のなかには友好関係を口実に手を差し伸べ、平和を口にしながら侵入を試みてくる者もいると指摘した上で、次のように述べた。

我々はもっと彼らを警戒すべきである、なぜなら、こうした敵どもはかつて、イランの核施設を破壊し、イランを混乱に陥れようと努めていたにもかかわらず、今では友好の手を差し伸べ、イランの外交官らとコーヒーを飲んでいるからだ。

 国軍陸上部隊司令官は、イランの敵どもは国に打撃を加えるための機会を虎視眈々と狙っていると指摘した上で、「馬鹿げた空想によって、彼らを友であるかのように楽観してはならない。なぜなら、覚え書きや合意を少しばかり交わしたところで、イスラーム的イランの敵が友に変貌するようなことはないからだ」と付け加えた。

 同氏は、包括的共同作業計画〔=核合意〕が結ばれた以上、問題はすべて解決したなどと考えている者たちが一部にいると指摘した上で、「目下、多くの領域や原理・原則で、イランはアメリカとは対立状態にある。笑みを浮かべたり、親しく付き合ったりしたところで、こうした対立関係が協調関係に変わることはないのだ」と続けた。

〔‥‥〕

 国軍陸上部隊司令官は、今日、革命最高指導者は敵をしっかりと見極める聡明さとともに行動しているとした上で、「〔‥‥〕今日アメリカとイスラエルは、《ソフトな戦争》によって自らの目的を達成しようとしている。《ソフトな戦争》によって自らの計画を実行に移すべく、〔敵は〕この領域で10年から20年後に向けた計画作りを行っているのである」と述べた。

 プールダスターン司令官は、敵はSNSや衛星放送に力を入れていると指摘した上で、「彼らは、我々の未来の世代に投資を行っているのであり、この分野では様々な目的を追求している」と述べた。

 同氏はまた、「彼らは、ダーイシュ(イスラーム国)のようなタクフィール主義組織を地域に立ち上げることで、イラン周辺では戦火が常に存在するようにしている。そうすることで自らの戦略を実行に移しているのだ」と指摘した。

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( 翻訳者:IKD )
( 記事ID:39220 )