エルチ・ディヤルバクル弁護士会会長、銃撃で死亡
2015年11月28日付 Radikal 紙


ディヤルバクル弁護士会が、歴史建造物である「4本足ミナレット」が衝突で傷つけられたことに関して開催していた記者会見の終了時に、銃声が響いた。この事件でエルチ氏が撃たれて亡くなったほか、警官3人と、アナトリア通信社の記者も負傷した。

ディヤルバクルで、数日前の衝突で傷つけられた町のシンボルともいえる「4本足ミナレット」の前で数人の弁護士らと記者会見を開いていた49歳のターヒル・エルチ・ディヤルバクル弁護士会会長が、1人の襲撃者の銃弾で殺された。この後におきた銃撃戦で、1名の警官が死亡し、2名の警官と新聞記者1名が負傷した。この事件後、ディヤルバクル県は、スル郡に13時以後、外出禁止令をだした。

(中略)

■ターヒル・エルチ氏とは?

殺害されたディヤルバクル弁護士会会長のターヒル・エルチ氏は既婚で子供は二人。1966年にジズレで生まれ、初等・中等教育をジズレで終えた。1991年にディヤルバクル大学法学部を卒業し、1992年以来、ディヤルバクルで弁護士として活動している。弁護士としては、刑罰(問題)や人権問題を扱ってきた。社会的な問題となった多くの裁判で、被害者を、国内の裁判所や欧州人権裁判所で弁護した。ドイツにある欧州法律アカデミーで、国際刑法と判決手法について教育をうけ、国内外の多くの会議で、発表を行ってきた。1998年来、弁護士のインターンシップ教育や技能向上教育で、刑罰・人権問題の法的分野で教育を担当してきた。1998-2006年には、ディヤルバクル弁護士会の運営委員を務めた。現在、トルコ弁護士協会中央人権審議会のメンバでもあるエルチ氏は、トルコ人権財団の創設メンバーであり、多くのNGO組織の創設・運営にかかわってきた。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:39275 )