国際移民デーに会見を行ったコソボ内務省は、2014から2015年の2年間で、およそ11万人の国民が国を離れ、このうち帰国したのは1万6千人に過ぎないことを明らかにした。コソボの2015年統計によれば、人口総計は187万人前後である。
国際移民デーに、コソボ内務省国民移民難民局で報道記者会見が行われ、スケンデル・ヒュセイニ内務大臣が会見にあたった。大臣は、2014から2015年にかけておよそ11万人がコソボから流出したと述べ、2015年初頭がコソボからの国民流出のピークであったと明らかにした。
ヒュセイニ内務大臣は、コソボから離れた11万人の国民のうち、1万6千人ほどしかコソボに戻っていないとし、帰国した人々に関し内務省は関与しておらず、他の省庁と協力しながら、帰国した800名には職を確保したことを強調した。
ヒュセイニ大臣は、少ない数とはいえ、コソボがシリアやイラクからの難民を受け入れていると述べた。シリアやイラクを始め、合計70名の外国人が、コソボで難民申請を行った。難民たちが、リプヤンのマグラ村に建てられた居住先で生活しており、コソボ治安維持隊(KFOR)と協力して、コソボがさらにシリアやイラクから2千人の難民を受け入れる用意があると述べた。
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( 翻訳者:木全朋恵 )
( 記事ID:39428 )