宗務庁のジェムエヴィ見解―レッドライン
2016年01月02日付 Milliyet 紙


宗務庁のメフメト・ギョルメズ長官は、公正発展党の第64次内閣による政綱に含まれている「ジェムエヴィへの法的地位の付与」に関し、「ジェムエヴィをモスクの代替としたり、別の信仰の礼拝所かのように見なすのは、越えてはならない一線だ」との意見を述べた。

ギョルメズ長官は、トルコでアレヴィー派の人々が自由に信仰上の義務を果たし、伝統を守ることの必要性をいたる所で述べてきたと話し、この問題に関する政治的な要求と宗教的な要求が混同されてきたと主張した。

ギョルメズ長官は、ジェムエヴィが礼拝所としての地位を得ることについて、以下のように考えを述べた。

「我々は宗教的な地位を与えることはできません、地位はその信仰の道にある人々のみが決められるものです。アレヴィー派の問題を神学的な議論の場に持ち出さず、ただ社会的・法的な場でのみ取り扱う必要があるといつも述べてきました。我々には常に2つのレッドラインがあり、これを放棄することはできません。1つは、アレヴィー派がイスラムの外にあるものとして定義されることです。何故なら、1000年の歴史がこれを否定しており、正しくないことを明らかにしているからです。2つ目は、ジェムエヴィをモスクの代替としたり、別の信仰の礼拝所かのように見なすことです。しかし、これまでのように自分たちの要望に沿う形で、自由に、自分たちの伝統、文化、信仰を守ることが、イスラムと法の双方が彼らに与えた権利であると考えています」。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:粕川葵 )
( 記事ID:39540 )