ディヤルバクル県スル郡でPKK(クルディスタン労働者党;非合法)メンバーが仕掛けた爆弾を遠隔操作で爆発させて行った攻撃で兵士11人が負傷した。治安当局は、11月以降町では販売店から300個近くのプロパンガスボンベが盗まれ、このガスボンベがスル郡での爆弾製造に使われたことを伝えた。
ディヤルバクル県の中心、スル郡で12月2日、バリケードを撤去し塹壕を埋めるため、告知がなされた通りに外出禁止令が出続けている。1日にPKKメンバーが仕掛けた爆弾を爆発させた攻撃で警察官のケナン・アルドゥチさんとオルハン・ディレキチさんが殉職して以降、作戦が区内のファーティフパシャ地区、 サヴァシュ地区、ダバンオール地区、ジェマル・ユルマズ地区、ハスルル地区に集中していた。しばしば銃器や爆発の音が響く区内で2日、PKKメンバーが仕掛けた手製爆弾を遠隔操作で爆発させて行った攻撃で兵士11人が負傷した。榴散弾の破片が当たり負傷した兵士の容態は軽傷であると伝えられ、兵士11人の治療はディヤルバクル軍病院で続いている。郡から銃器や爆発の音も終日響いていた。
■ガスボンベが盗まれて…
PKKメンバーは特にファーティフパシャ地区とハスルル地区の多くの家に電気起爆装置やブービートラップ爆弾を設置していて、爆弾は30kgから150kgまで様々であると伝えられた。治安当局は、11月以降町で多くのガス屋から300個近くのガスボンベが盗まれ、このガスボンベがスル郡で爆弾製造に使われたと特定し、地域で発生している戦闘と共に仕掛けられた爆弾の除去を実行している。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:39542 )