アンカラのISシンパ、450人!?
2016年01月09日付 Radikal 紙


ISが、アンカラの8つの団体の下で組織されていたことが報告書で明らかになった。当該の8団体の関係者は合計450人に及ぶとされる。この内の100人は爆発物取り扱いの訓練を受けていたことが判明した。

昨年10月10日、102人の死者を出したアンカラの駅でのテロ攻撃の後、2回目のテロ攻撃を計画していたISに対し12月30日に行われた捜査では、自爆を行う予定だったムサ・ジャノズとアドナン・ユルドゥルムが逮捕されていた。

ハベルチュルクのフェヴズィ・チャクル氏の報告によれば、クズライとサカルヤにあるアミューズメントパークやTBMM(トルコ大国民議会)、海軍司令本部の住宅、士官学校、エティメスグト郡の軍隊、ジャーファル派のモスクを偵察中に発見された2人のISメンバーは、新年の祝いを標的とした攻撃を計画していたという。

諜報部とテロ対策チームの捜査の結果逮捕・連行され、裁判所によって勾留された自爆犯が潜伏していた隠れ家では、爆発の準備が整えられた1つ5キログラムの爆弾3つが用意されているのが見つかった。

■鉄製の破片

爆発物処理・調査担当局のチームが行った犯罪捜査により、1つが自爆用のチョッキの形に、2つがリュックサックに入れられる形で準備されていた爆弾は、硝酸アンモニウムやTNT爆薬で作成されていたことが明らかになった。

詳細な調査により、爆薬の威力を上げるために、爆破装置の周辺構造が6本の鉄の棒により強化されていたことが判明した。爆弾の内部にも「アンカー」と言われる鉄製の部品が含まれていた。この鉄製の部品は、爆発の際、小さな球体が含まれているものよりも強力な切断性と穿孔性を発揮するという。

■アンカラからISへ450人の参加者

ISのアンカラでの組織構造も報告書には詳細に記載されている。ISが、アンカラの8つの団体の下で組織されていたことが報告で明らかになった。これらの団体は次の通り:サマンパザル1、サマンパザル2、タトゥルバル1、タトゥルバル2、スィンジャン(アブデュルカーディル・エルジャン)、ギョルバシュ、ゲ ゼンレル、フィナンスチュラル。

当該8団体の関係者は合計450人に及ぶ。このリスト中の重要な人物たちは、シリアの衝突があった地域にいたと記載されている。これらの人物のうち150 名がアンカラの近しい人物たちと時折連絡を取っていた。8つの団体それぞれのシリアにいた100人は、ISの首都とされているラッカで、爆発物取り扱いの 訓練を受けていたことが明らかになった。

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( 翻訳者:粕川葵 )
( 記事ID:39608 )