レバノン:世銀はレバノンの今年の経済成長率を2.5%と予測
2016年01月10日付 al-Hayat 紙

■レバノン:世界銀行はレバノンの今年の経済成長率を2.5%と予測

【ベイルート:本紙】

世界銀行は今月の世界経済予測に関する報告書の中で、「レバノンの今年の実質経済成長率は2.5%を記録、翌2017年も安定し、2018年には3%に上昇する」と予測した。

「レバノン信用銀行」経済調査部門の週報での報告によれば、レバノンは「輸入コストや消費率の上昇、公共財政の資本準備金の好影響を受け、原油及び食料品価格の下落による利益を得る」。一方報告書は、「近い将来、公共財政赤字における目立った収縮と、それによる公債の蓄え」は無視した。

世銀の報告書はさらに、レバノンのシリア人難民が増加し(約110万人)、昨年11月時点で国内人口の約25%に達したことを受けて、特に貿易、投資、観光、公共サービスやインフラ部門の動向における、シリア危機のレバノン経済への影響にも注目する。

また同報告書は、「2014年半以来の地方の政治的騒乱と大統領の空席が必要な改革実施を妨げている」と説明し、「2015年上半期におけるレバノンへの資金流入は年換算で33%減少した」ものの、「在外レバノン人による送金の流れが継続、2014年は国内総生産の16%を形成した」と評価している。

(後略)

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( 翻訳者:兵頭輝夏 )
( 記事ID:39611 )