UAE:イスラーム保険発展に伴いイスラーム金融の市場規模は2兆ドルに
2016年01月12日付 al-Hayat 紙


■アラブ通貨基金は2014年のイスラーム金融の市場規模を2兆ドルと発表

【アブダビ:本紙】

アラブ通貨基金は、イスラーム金融が「グローバル金融システムの不可欠な要素となっており、イスラーム金融は1960年の誕生以来、銀行、保険、市場、株式資本を巻き込んで発展、2000年以降年は15~20%の間で成長し、2014年末の市場規模は約2兆ドルに達した」と強調した。

同基金のアブドゥッラフマーン・ビン・アブドゥッラー・フマイディー総裁は昨日、アブダビの基金本部で行われたイスラーム保険(タカーフル)会議の開会に際し、近年「イスラーム金融の商品及びサービスは目覚ましい成長が見られる」と述べ、「需要拡大や、伝統を保ちつつ金融サービスの提供を求める銀行の希望に伴って、速いペースで」この成長が継続することへの期待を表した。

また同総裁は、イスラーム保険は「予想外のリスクに備えた金銭的補償を基本とし、これは死亡や病気の対応に必要な科学的根拠、原則及び調査によって定められている。また将来の補償規模を考慮し、キャッシュ・フローを決定する経済モデルを採用している」と明らかにした。そして、イスラーム保険は「第三者に損失を移す代わりに、相互扶助の原則に沿った顧客側のリスク分散を基本とする共済の形に依拠している」と指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:桑原万苗 )
( 記事ID:39627 )