最高指導者「体制や指導部を受け入れようとしない者を含むすべて者が選挙に参加すべき」(3)
2016年01月10日付 Mardomsalari 紙
アーヤトッラー・ハーメネイーはその上で、次のように強調した。
若者らがこの事実について正しい認識に至るならば、国民の心に恐怖と絶望の種子を植え付けようとする一部の者の試みが成功を収めることはもはやないだろうし、国が将来たどるべき正しい道も〔自ずと〕明らかとなるだろう。
同師はまた、フランス革命やロシア革命の道が逸脱し、革命そのものが消滅してしまったことに言及し、「イラン・イスラーム革命は当初の原則や理想に基づいて、自らの持続性を保つことに成功した唯一の革命なのだ」と指摘した。
イスラーム革命最高指導者は、革命を永続させている諸々の要因を破壊することこそ、抑圧世界のシンクタンクが掲げている最重要目的なのだと強調した上で、こう加えた。
過去何年もの間敵が試みてきたこと、例えば「強要された戦争」〔※イラン・イラク戦争のこと〕や経済封鎖、そして最近の大規模な制裁などはすべて、イスラーム革命の永続性を破壊する目的で行われてきた。もちろんどの時代でも、敵は率先して新たな事を起こしているのである。
アーヤトッラー・ハーメネイーはさらに、次のように指摘した。
アメリカは88年〔西暦2009年〕、選挙を口実に他の複数の国で収めてきた成功体験をイランで実施しようと試みた。そして過半数の票を獲得することのできなかった少数派を担ぎ上げ、彼らを経済的・政治的に支援することで、選挙結果に混乱を生じさせようと試みたのである。しかし彼らがイランで試みたカラー革命、カラー・クーデターは国民の〔親体制デモへの〕参加によって失敗に終わった。
イスラーム革命最高指導者は、88年の事件で体制と革命に異を唱えた者たちをアメリカ大統領が支援したことに触れ、「アメリカ政府はあたう限り、あの事件を支援した。しかし国民が〔親体制デモの〕舞台に機敏に参加してくれたことで、彼らの計画は水泡に帰したのである」と指摘した。
つづく
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( 翻訳者:SHK )
( 記事ID:39751 )