最高指導者「体制や指導部を受け入れようとしない者を含むすべて者が選挙に参加すべき」(4)
2016年01月10日付 Mardomsalari 紙


 アーヤトッラー・ハーメネイーはさらに、次のように述べた。

今アメリカは、核協議の後はイランに対して厳しく接するなどと言っている。あたかも、それより前はイランに対して厳しく接してこなかったかのような言い草だ。しかし若者や国民、そして〔国の〕責任者たちは、明敏で高い意識をもち、希望と神への信頼を胸に抱き、そして国の強みを信じながら、敵と対峙していくだろう。そしてこれは、きわめて重要なことなのである。

 イスラーム革命最高指導者は演説の別の箇所で、選挙とは国に新たな息吹を与えるものだと指摘した上で、「国民の責任感は選挙への参加に表れており、敵を失望させている。そしてこれこそ、『革命の永続』の一つの要因なのである」と付け加えた。

 アーヤトッラー・ハーメネイーは、選挙では二つのことがきわめて重要だと指摘した。一つは「選挙への参加の原則」であり、もう一つは「よき候補者を正しく選び、投票すること」である。

 同師は有権者全員が選挙に参加することの重要性を再度強調した上で、次のように付け加えた。

以前にも強調したことだが、体制、そして指導部を受け入れていない者を含めたすべての者が、投票所に足を運ぶべきである。なぜなら、選挙とは国民、イラン、そしてイスラーム共和国体制に帰属するものだからだ。

 アーヤトッラー・ハーメネイーは、すべての者が選挙に参加することは、イスラーム体制の持続と強化、完璧な安全確保の継続、世界の人々に対する国民の名誉の増大、そしてイラン・イスラーム共和国の威厳をもたらすと指摘した。

 革命最高指導者はよき候補者に投票することがきわめて重要だと指摘し、「多様な意見や好みに問題はない。重要なのは、我々の選択が正しいものとなるよう努力し、注意を払うことである」と付け加えた。

 同師はさらに、「もしこうした注意が払われていれば、たとえ選ばれた者の中に、その後好ましくない者がいたことが判明したとしても、『適切な候補者を選択するために有権者が努力し、注意を払った』ことに、神も喜ばれるだろう」と付け加えた。

つづく


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( 翻訳者:ISK )
( 記事ID:39752 )