最高指導者「体制や指導部を受け入れようとしない者を含むすべて者が選挙に参加すべき」(5)
2016年01月10日付 Mardomsalari 紙


 アーヤトッラー・ハーメネイーは国内外の問題に対して、国会がきわめて大きなステータスを有しているとした上で、「国会は様々な点、特に法案を可決させたり、政府の行動に指針を与えたり、〔欧米諸国に対する〕国民の抵抗を具現化したりといった点で、比類なき重要性を有している」と指摘した。

 同師は、国際問題に対して現国会が示している姿勢は「良好」であるとした上で、次のように付け加えた。

核問題やその他の問題で、敵に抵抗する姿勢を示し、勇敢さと自主独立の精神をもって、国民の言論と立場を表明するような国会は、さまざまな問題で敵の言葉を繰り返しているような国会とは天と地ほどの違いがある。

 革命最高指導者は、国会議員一人一人が国会の動きや立場の形成にかかわっているとした上で、「だからこそ、どの州、どの街の市民も自分たちの代表者を選ぶにあたってよくよく注意を払い、納得した上で正しい選択をしなければならないのである」と付け加えた。

 アーヤトッラー・ハーメネイーはこのことについて、さらに次のように付け加えた。

もちろん、候補者一人一人のことを完全に知ることは、事実上困難である。しかし選挙立候補者のリストを提示している人物の前歴や立場について注意を払った上で、〔どの〕リスト〔に票を投ずるか〕について決めることはできるはずだ。

 イスラーム革命最高指導者はさらに、次のように語った。

もしリストを提示している人物が敬虔で革命的な人物であるならば、そしてイマーム〔・ホメイニー〕の路線をしっかりと受け入れているような人物ならば、国会や専門家会議〔選挙〕に関するその人物のリストは信用できるだろう。しかしもし革命や宗教、〔国の〕独立にあまり重きを置いていないような人物、アメリカやその他の外国人の話にばかり注意を向けているような人物であるならば、そのような人物は信用できない。

 アーヤトッラー・ハーメネイーは専門家会議もきわめて重要だとした上で、次のように指摘した。

一部が考えているのとは異なり、専門家会議は一年に1度か2度会議を開いて、演説をするだけの機関ではない。そうではなく、現職の指導者がこの世を去った日には、専門家会議は「指導者」、すなわち革命運動の鍵を握る人物を選ぶことになるのである。この問題はきわめて重要なことだ。


つづく


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( 翻訳者:SHS )
( 記事ID:39753 )