ディヤルバクル・スル郡、戦火やまず
2016年01月30日付 Radikal 紙


ディヤルバクル県スル郡で起きた衝突によって、兵士5名が負傷した。ディヤルバクル軍病院で治療を受けていた兵士らのうち、セルチュク・パケル上級軍曹が死亡した。

ディヤルバクル県中心にあるスル郡の11の街区で外出禁止令が60日間続く中、今日31日衝突が激化した。治安部隊とPKKとの間で発生した衝突と爆発により、5名の兵士が負傷した。ディヤルバクル軍病院で治療を受けていた兵士らのうち、セルチュク・パケル上級軍曹が死亡。この作戦の過程で昨晩にも3名の兵士が負傷している。

■参謀司令本部からの発表

また、スル郡で1月21日に負傷し、GATA(ギュルハネ軍病院)で治療が続けられていた兵士1名が甲斐なく命を落とした。参謀司令本部は以下のように発表した。
「2016年1月21日、ディヤルバクル県スル郡での作戦中、分離派組織のテロリストによる武力攻撃があった。これにより負傷しGATAで治療が続けられていた勇敢な仲間の兵士が、あらゆる処置もむなしく、2016年1月30日10時30分に命を落とした」。

■昨日の作戦中にジズレで9名、スルで7名のPKKが死亡

参謀司令本部は、昨日30日、シュルナク県ジズレ郡で9名、ディヤルバクル県スル郡で7名のPKK構成員が殺害され、2つの郡で無力化されたPKK構成員の数は627名に上ると発表した。参謀司令本部のホームページには、「国内の重要事件」という見出しで昨日の軍事行動に関する情報が掲載された。これによると、シュルナク県ジズレ郡で9名のPKK構成員が無力化され、その数は483名に達した。この作戦で手製の爆弾7つが破壊され、カラシニコフ1丁、カラシニコフの弾薬23個、散弾銃2丁、散弾銃の弾薬20個、ガス爆弾1個、ロケット砲の砲弾2個が押収された。

ディヤルバクル県スル郡では、7名のPKK構成員が無力化され、手製爆弾37個が処理された。この作戦で殺害されたPKK構成員の人数は144名に上った。スル郡で押収された弾薬及び機器は次の通りである。
機関銃3丁、Zagros製の徹甲弾ライフル1丁、カラシニコフ45丁、ドラグノフ狙撃銃2丁、M16自動小銃5丁、ロケット砲10門、散弾銃1丁、RPG-7砲の弾薬270個、ロケット砲発射弾薬235個、手製爆弾152個、カラシニコフの弾薬4470個、カラシニコフの弾倉215個、爆弾の制作過程で使われる雷管18個、金属塊67個、粉末250キログラム、化学物質2袋、過酸化水素195キログラム、硝酸アンモニウム3トン、大型バッテリー400台、爆竹1箱、長さ18キロ100メートルの電子ケーブル、シリコンチューブ330本、バッテリー4個、キャンバス地150メートル、無線機3機、弾帯21個、ヨードチンキ39キログラム、注射器1800本、点滴パック40セット、透明手袋8箱、ガーゼ10箱、導入針200本、メス500本、縫合セット9箱、薬液11パック、アームスリング13個、添え木3個と点滴パック25セット、包帯20個、医療用ポンプ3台、大量のガスマスク、衣服、食料」

■幇助・蔵匿で13人逮捕

作戦の一部として行われた、トゥンジェリ県ホザト郡にある10家屋の捜索では、大量の銃弾が発見された。
拳銃1丁、拳銃の弾薬16個、散弾銃7丁、散弾銃の弾薬28個、空砲用拳銃1丁、空砲8個、無線機2台、ノートパソコン3台、コンピュータの筐体1台、タブレット型パソコン3台、携帯電話15台、カメラ2台、その他多種多様かつ数も様々な電子機器が押収された。また、13名がテロ組織への幇助及び蔵匿の罪で逮捕された。

シュルナク県で3名、シャンルウルファ県で1名、合計4名のテロ組織のメンバーが作戦で逮捕され、シュルナク県のイディル郡では、チューブで強化された1つあたり12キログラムの手製爆弾2つが処理された。ウードゥル県では、PKKから逃亡したテロリスト1名が、治安部隊へ投降した。

シュルナク県ジズレの郊外に位置する家屋で行われた捜索では、携帯電話1台とパソコン1台が押収され、テロ組織への幇助及び蔵匿の罪で1名が逮捕された。

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( 翻訳者:粕川葵 )
( 記事ID:39768 )