エルドアン大統領は、ロシアがPKK(クルディスタン労働者党;非合法)と接触し、今後PKKに支援を行うという情報があったと述べた。
エルドアン大頭領は南米訪問を前にアタテュルク国際空港で会見を行った。
大統領は記者からの、「ジュネーブ3会議はクルド民主統一党(PYD)の議論でスタートした。まずトルコが強固に反対したPYDの招集については、反対の立場としてロシアから抗議があった。ロシアはトルコがなぜそうした反意を示すのか理解できないという。結局、PYDは招待されず、今日の日中にサリフ・ム スリム共同代表がジュネーブを去ったとニュースがあった。こうした経緯に照らして会見をどのように見ているか?」という質問に次のように回答した。
「そもそものトルコの姿勢として、テロ組織と同じテーブルにつき、和平会談を行うようなことは一度たりともできない。PYDはテロ組織であり、 それは先方にも伝えていた。テロ組織と何を話せというのか。我々が赴いてテロ組織と対話したとしよう。その時はそうした提案をした者もイスラム国(IS)と同じテーブルにつくといい。彼らは、さてISと同席できるだろうか? このことを普通ととらえようか? できないだろう。そのことが普通でない以上、テロ組織と我々が同席することも絶対にあり得ない。PYDはISと敵対し闘争や戦いを繰り広げているようだが、それは我々には通用しない。同様にヌスラ戦線もISに対して熾烈な争いのなかにあるが、だからといってヌスラ戦線を認めたりしないだろう。良いテロ組織など存在せず、テロ組織はすべからく悪だ。そういうわけなので誰も他者を欺くことのないように。 繰り返すが、ここでのロシアのやり方は正しくない上、誠実さもない。実際、ロシアはテロ組織PKKとの接触を経て薄汚れた状態となった。こうした背景からも、ロシアが非常に単純明快な形でPKKに必要支援を行うという情報が我々に入ってきているのだ。」
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:39770 )