革命最高指導者、「健全な競争」の必要条件について強調―選挙関係者との面会で（1）

　イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は昨朝、第10期国会選挙と第5期専門家会議選挙の関係者らと面会し、その中で「選挙における健全な競争」を保証する〔選挙戦における〕マナーや諸要素について詳述した上で、「全国規模で開かれる力のこもった選挙戦」の実施で名誉ある勝利を収めるのは、イラン国民とイスラーム共和国に他ならないとした。同師はまた、包括的共同作業計画（核合意）の履行に関して重要な点を複数指摘し、当局者らに向けて「アメリカはかつてのアメリカそのものである。核交渉で得られた結論の履行において、詐欺を働かないかどうか注意する必要がある」と付け加えた。

　最高指導者事務局の広報サイトが伝えたところによると、イスラーム革命最高指導者は目前に迫った二つの選挙について、きわめて重要かつ壮大だとし、選挙は全国規模で行われる競争であると強調した上で、「今回の競争では、国民にとって勝ち負けは事実上意味をもたない。なぜなら、結果がどうであれ、真の最終的勝者はイラン国民だからだ」と述べた。

〔‥‥〕

選挙への参加こそ国の進歩を保証する

イスラーム革命最高指導者はその後、「選挙における健全な競争を保証する必要条件」について指摘し、「健全な競争のもっとも重要な条件は、体制に対して問題を抱えている人々をも含めた、有権者全員の参加である」と述べ、さらに次のように付け加えた。

体制に問題を抱えている人もいるだろう。しかしそのような者も、基本的に国の安全や進歩、名誉に対しては異論がないものだ。それゆえ、もし国家の安全の維持や国民的名誉の増大、国の進歩や成長の保証を望むのであれば、選挙には参加すべきである。

　同師はその上で、「もちろん、義務感から神のご意志に従って選挙に参加する者は、自身への神の満足を得るための準備を確実に行うことになるであろう」と付け加えた。

イスラーム革命最高指導者は演説のこの箇所のまとめとして、次のように強調した。

健全な競争の第一にして重要な条件とは、人民全員が、大いなる歓喜の感情とともに選挙に参加することである。そして神の許しと恩寵により、意識の高い聡明なるイラン人民は、来る二つの選挙に、まさにこのような形で参加することになるだろう。

　アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はさらに、

選挙に参加しなかったり、ボイコットをしたり、選挙を弱体化させたりすることで、イスラーム共和国体制に奇襲をかけようと待ち伏せている者たちが一部にいる。しかしこうした卑劣なゲリラに対し、国民はこれまでも自らの有能さを示してきたし、今回の選挙でも示すだろう。

　と付け加えた。

つづく

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（翻訳者:8411145 ）
（記事ID:39809 )