革命最高指導者、「健全な競争」の必要条件について強調―選挙関係者との面会で(3)
2016年01月21日付 Jam-e Jam 紙


サウジアラビア大使館への襲撃はきわめて酷い事件

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、一部の軽率な言動へと世論を煽る行為について触れ、次のように述べた。

四六時中「急進派」の語を繰り返すような人が、一部にいる。彼らが〔「急進派」の語で〕意図しているのは、敬虔でヒズブッラーな〔=イスラーム革命の理念に忠実な〕人たちのことだが、しかしながら革命的でヒズブッラーな若者たちを急進主義的だとして非難するべきではない。なぜなら、こうした若者たちこそ、まったき純真さとともに、全存在をかけて戦場に馳せ参じてくれる人たちだからであり、国境の防衛や国民アイデンティティの護持が必要なとき、いつでも戦場の真ん中にいるのも、彼らだからだ。

 同師はさらに、次のように強調した。

サウジアラビア大使館への襲撃のような、きわめて酷い事件や過ちが一度あったからといって、それだけでヒズブッラーな人たちや敬虔で革命的な若者たちの問題をことさら取り上げるべきではない。

イスラーム革命最高指導者はさらに、次のように語った。

これらの革命的でヒズブッラーな若者たちの理性や知性、彼らの諸問題に関する分析力は、多くのケースで一部の大人たちよりも優れている。サウジアラビア大使館や、それより前のイギリス大使館への襲撃——これら二つはいずれも、国にとってもイスラームにとっても害であり、私も不快だった——を理由に、革命とイスラームを熱狂的に支持するこれらの若者たちが弱体化させられたり、攻撃の対象となったりするようなことがあってはならない。

※訳注:ハーメネイー師が「不快だった」とする「これら二つ」とは「サウジアラビア大使館」と「イギリス大使館」の二つのことか、「サウジアラビア大使館への襲撃」と「イギリス大使館への襲撃」の二つのことかは判然としない。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は選挙に関する自身の発言のまとめとして、次のように指摘した。

選挙は一つの大いなる恵みであり、チャンスであって、この恵みへの感謝とは、選挙を望ましい形で健全に実施することである。それゆえ、一部の言動、一部の軽率な物言いによって、この偉大なる運動と名誉を動揺させ、汚してはならない。

つづく


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( 翻訳者:ASK )
( 記事ID:39811 )