ディヤルバクル県知事、旧市街空爆の報道を否定
2016年02月10日付 Milliyet 紙


ディヤルバクル県庁は、一部報道機関が伝えた、軍による「スル郡の空爆を始める」といううわさに関する発表で、報道が実際と違うと明らかにした。今日、スル郡で軍とPKK(クルドディスタン労働者党;非合法)の間で起こった衝突によって3人の兵士が負傷した。

ディヤルバクル県庁は、一部報道機関やメディアで、スル郡でPKKに対して準備された軍事作戦の中で軍が「スル郡の空爆を始める」といううわさが事実とは異なると明らかにした。発表では、次のように述べている。

「一部インターネットサイト、ソーシャルメディア、紙媒体の報道機関で軍が『スル郡の空爆を始める』というアナウンスが行われたといううわさが掲載されている。これに関する主張は全くもって根拠が無い物である。スル郡で外出禁止令が出され、分離派テロ組織メンバーに対する軍事作戦が行われている地域では、軍によって分離派テロ組織メンバーに対して投降の呼びかけが行われているが、『空爆を始める』とは呼びかけられていない。これに関しメディアに掲載されたニュースが事実とは違っている。この種の言説やうわさは、地域で行われている作戦のプロセスに害を与え、軍に対して悪い認識を作り出し、国民を扇動する目的で行われている。国民の平和と安全を守る為、テロとテロ組織に対する対応を強い意志で続けていく所存である。国民の皆様へ謹んでお伝えする。」

■兵士3名負傷

スル郡では軍が、塹壕を埋め、バリケードを除き、PKKを無力化するために軍事作戦を行っている。PKKは狙撃銃カナスによって1人の兵士、 また作戦時に起こった爆発で2名、計3名の兵士が負傷した。ディヤルバクル軍病院で治療下にある兵士の一人が重傷であると伝えられている。

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( 翻訳者:竹田史佳 )
( 記事ID:39835 )