ギリシャは、違法に入国したアルジェリア、チュニジアとモロッコ国籍の密入国者約150名をイプサラ税関からトルコへ送り返した。キピとイプサラの間にある緩衝地帯で捕まった密入国者はバスでエディルネ移民管理局宿舎へ連行された。
ヨーロッパを目指す途上の密入国者らが、トルコとの間に結ばれた「返還協定」の効力によりギリシャで捕獲され始めた。
第一段階ではおよそ300人規模のグループから約70人のアルジェリア、モロッコ、そしてチュニジア国籍の密入国者が、ギリシャのキピ税関からバスでイプサラ税関へ連れてこられた。登録手続き後、密入国者らはトルコ当局へと渡された。
エディルネ移民管理局によると2台のバスに乗せられた密入国者らは警察に連行され、イプサラ国境検問所から移民管理局の宿舎へと移動した。
■さらに80人以上の密入国者が「返還」された
もうひとつは、アルジェリア、チュニジア、モロッコなどの国籍をもつ80人規模の集団で、イプサラ国境検問所から送り返された。ギリシャ警察によりキピ国境検問所からイプサラ国境検問所へ連行された密入国者はバスから降りると、トルコ当局へ引き渡された。
イプサラ税関ゲートで登録手続きを終えた80人の密入国者らは一人一人健康診断を受けた。その後エディルネ移民管理局と警察によって2台のバスに乗せられた密入国者は、それぞれの国へ送還されるべくエディルネの移民管理宿舎へ連れて行かれた。密入国者を乗せたバスには、エディルネ警察の機動部隊が併走した。
これにより、トルコへはギリシャからおよそ150人の密入国者が返還されたことになる。
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( 翻訳者:内山千尋 )
( 記事ID:39960 )