ハーメネイー最高指導者「《急進派—中道派》のレトリックを繰り返すことは敵の目的に資する」(5)
2016年02月24日付 Jam-e Jam 紙

 ハーメネイー最高指導者は、イランには中道主義など存在しないことをアメリカも認めていると指摘した上で、「イラン国民は全体として革命を支持し、革命にこだわりを持っている。もちろん、ときには過ちもあるかもしれない。しかしイラン国民の誰一人として、彼ら〔=アメリカ〕への従属を支持してはいない」と強調した。

 イスラーム革命最高指導者は〔国の代表者の〕選び方が重要であることを指摘した上で、人々に向けて「この選挙であなた方がどのような選択をしようと、その結果は良し悪しに関わりなく、あなた方に帰ってくる。それゆえ、正しい選択をするよう努力しなければならない」と訴えた。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は〔国の代表者の〕選択の仕方如何によって、至高なる神が満足するのかどうかに影響するだろうとした上で、「細心の注意と賢明な判断とともに選択が行われるよう、努力すべきだ」と付け加えた。

 同師はさらに、次のように強調した。

国会および専門家会議の議員を選ぶためには、立候補者が敬虔であるか、責任感があるか、革命に忠実であるか、革命の道に立っているか、敵に対して恐れおののいていないか、堅い意志をもっているか、勇敢であるかを確かめ、その上で投票されたい。

 イスラーム革命最高指導者はさらに、「もし〔立候補者の中に〕一部知らない人がいたとしても、投票などしないなどと言うべきではない。宗教や責任感、賢明な判断力について信頼の持てる人に相談〔して投票すべき人物について決める〕べきだ」と指摘した。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は〔選挙の〕過程で歩むべき道、目的、そして義務は明らかであると強調した上で、「もしこの大いなる仕事が正しくなされるならば、必ずや神は〔イラン国民を〕助けて下さるだろう。そして選挙の結果がいかなるものであれ、国の利益となるだろう」と付け加えた。

 同師はさらに、「〔イスラーム体制に〕悪意をもつ者たちがいかに努力しようと、神の配剤により最終的な勝利は必ずやイラン国民のものとなると、私は固く信じている。神の恩寵によって、敵はこの革命、そしてイスラーム体制に対して打撃を加えることなどできはしないだろう」と述べた。

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( 翻訳者:SAM )
( 記事ID:40003 )