ロウハーニー大統領「人民の票は皆にとってのガイドブック」
2016年03月02日付 Iran 紙
大統領は再び、第10期国会選挙および第5期最高指導者専門家会議選挙へのイラン国民の聡明なる参加に感謝の意を表した。大統領の謝意表明はエスファンド月7日〔2月26日〕の選挙以降、これで数回目となる。
ホッジャトルエスラーム・ハサン・ロウハーニーは昨日、「抵抗経済アプローチによる自動車産業」と題された国際見本市の場で、「選挙はつねに、社会に新たな魂を吹き込んで、社会の発展と福祉を加速させるためのものであったし、それは今も変わらない」と述べた。
大統領はまた、選挙のない国、人民の票がその国の運命を決めないような国が活気あふれる国になるようなことはまずないだろうと指摘した上で、「政府は知性高きイラン人民の票に敬意を払い、国会と協力していく義務があると認識している」とも語った。
大統領府広報サイトが伝えたところによると、ロウハーニー大統領はさらに、
同時に、イランでは意味深い選挙が行われた。人民の票は皆にとって〔進むべき道を示す〕数百冊の書籍、言葉、ガイドブックとしての性格を有している。我々全員が、イラン国民という学校で学ぶ生徒となること、この誇り高き国民の票や運動はいつの時代も、この国の今後のあり方に影響を与え続けてきたし、これからもそうであるということを認識することを希望する。
とも述べた。
大統領はまた、イランの所有者はこの国の人民なのだということを、全員がしっかりと認識しておくべきだと指摘した上で、「この国が歩むべき道を決めるのは、人民である。人民の意見は、国のどの責任者にとっても尊重されねばならないし、実際に尊重されている」と主張した。
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大統領は自身の発言の別の箇所で、92年の選挙〔※2013年の大統領選挙〕の過程で、ロウハーニー政権の外交官たちは〔核〕交渉の場で力強く、イラン国民の主張を通し、その上で世界との協力関係に向けた道を切り開くことになるということを、イラン人民にお約束したと指摘した上で、
幸いなことに、我々はイラン国民の支持の下、この目標の達成に成功した。今や〔諸外国との〕対決の時代は終わりを迎えた。国は他国との対決姿勢を堅持すべきだなどと考えている者がいまだにいるとすれば、それは彼らが92年の選挙のメッセージを依然として理解していないということを示している。
と語った。
ロウハーニー大統領は、イラン人民は圧力や強要に屈するようなことは決してなく、自らの権利を守る気概を有してはいるが、世界の諸国民との協力や対話を望んでもいると述べた上で、「若者の雇用や経済の発展のためには、経済成長が必要だ。国が今必要としているのは、8%の成長率である」と指摘した。
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( 翻訳者:MICH )
( 記事ID:40005 )