アフマド・ハータミー「大いなる政治の式典が後味の悪いものになってはならない」(2)
2016年03月04日付 Jam-e Jam 紙
専門家会議選挙でケルマーンから立候補し当選したアフマド・ハータミー師は、エスファンド月7日の選挙には3400万人が参加し、投票率は62%だったことに触れ、「民主主義について話すことの多い西洋諸国では、議会選挙での国民の投票率は30%から50%程度である。しかしあなた方人民は、つねに〔政治の表〕舞台にいることを示し、彼らを驚愕させてくれた。神も喜ぶ行為である」と指摘した。
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同師はさらに、「率直に申し上げよう。外国人と彼らに欺されている国内外の者たちが知るべきは、〔専門家会議や国会の中にいる〕人を替えたところで、イスラーム体制の全体的戦略に変更はないということだ」と続けた。
ハータミー師は、選挙とは大いなる試験が行われる場であると指摘した上で、次のように語った。
選挙とは一般市民、観測筋、当選者、そして落選した者たちにとって、大いなる試験である。それゆえ、当選したからといって、高慢になって「反対派は一掃すべき時が来た」などと言ったりしてはならないし、落選した人も体制や人民に不満を抱き、体制の弱体化につながるような行為をしてはならない。〔‥‥〕
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同師はまた、国会と政府は経済問題の解決に向けて協力し合うべきだと強調した上で、「物価高や雇用、その他の社会に今ある問題を、政府と議会双方は協力して解決すべきだ。国会は政権の傀儡だとか、反政権だとかいったことは正しくない」と述べた。
専門家会議の運営委員を務める同師は、今や国会は国民の代理なのであると強調し、「国民の代理人たちは、人々の抱える諸問題の解決こそ自らの義務と見なすべきだ」と訴えた。
同師は自身の演説の続きで、専門家会議に関して、「小生は現専門家会議の運営委員として、またケルマーン市民の信任を得た第5期専門家会議議員として、第5期専門家会議は最高指導者の指導・監督に忠実な会議となることを宣言する」と述べた。
ハータミー師はその上で、「〔専門家会議選挙で〕人民が票を投じた人々は、たとえ過去4期よりも最高指導者の指導・監督への忠誠心が高くないとしても、決して低いということはない。このことについてあなた方人民に申し上げたいのは、第5期専門家会議は最高指導者の指導の強化のために活動するだろう、ということである」と言明した。
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( 翻訳者:SAI )
( 記事ID:40007 )