PKK、今度はバリケード作戦
2016年03月30日付 Hurriyet 紙


スルとジズレでの作戦で、強烈な一撃を食らったクルディスタン労働党(PKK)は、ヌサイビンで様々な戦術に出た。2メートルの高さのコ ンクリートのバリケードが装甲車[の走行]を遅くしている。[シリアの]カーミシュリーの[国境を挟んだ]向かいにあるヌサイビンに、PKKのシリアでの関連勢力、クルド人民防衛隊(YPG)からより容易に支援が行われている。

治安関係者は、マルディンのヌサイビンでテロ組織PKKに対して行われている作戦が他の地域と比べるとより激しく行われている背景には、テロ組織の新しい作戦があると言った。トルコ国軍(TSK)と警察は組織の新しい作戦に対し新しい方法で対処し、作戦を続けている。PKKのヌサイビンでの新しい作戦のうちの一つがコンクリートのバリケードである。

特に、シリア国境近くの地区では2メートルの高さ、1.5メートルの幅があるコンクリートのバリケードは装甲車の前進を妨げている。以前にビルの工事を装ってとても強力に作られたこのバリケードを取り除くには時間がかかる。塹壕が戦車の通行さえ妨げるほど広く深く掘られていることも、作戦を遅らせるもうひとつ要因である。

■より多くの罠

スルとジズレで大敗北したPKKは、ヌサイビンでより多くの、より多様な(ティーポット、敷石のような)手製の爆弾でもって罠を仕掛けている。これゆえに、治安部隊は自身と市民の平和のために慎重に作業を行っている。ヌサイビンはカーミシュリーに向かいであるので、PKKはシリア支部組織の民主統一党(PYD)から他の地域に比べてより容易に支援を得ることができている。スルとジズレでの作戦で経験をつんだPKKが、ヌサイビンに、山岳部隊以上にテロリストが参加している、との諜報機関による情報がある。

■「降参しろ」というアナウンス

ヌサイビンで3月14日にだされた外出禁止令のあとに始まった作戦とともに治安部隊は、地域で市民が残っているかもしれないので、7-8地点からアナウンスをした。アナウンスではテロリストにも降参するよう呼びかけた。しかし、アナウンスに対し発砲をもって応えたテロリストとしばしば激しい戦闘が行われている。

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( 翻訳者:西田夏子 )
( 記事ID:40170 )