シュルナク県イディル郡、住民への禁止が解け帰還へ長蛇の列
2016年03月31日付 Hurriyet 紙


シュルナク県イディル郡とディルセクリ村で2月16日に発令された外出禁止令が3月31日早朝、発令後に始まった軍事作戦の終了に伴い一部解除された。禁止令解除とともに同郡に帰還する住民らは長蛇の列を作った。郡の中心部、特に激しい衝突が発生したトゥルグト・オザルやイェ二・マハッレでは住宅や店舗数百棟が使用不可となり、アランヤやアディレ・ナシィト通りにある店舗すべてが燃焼し、学校数校も損壊した。

イディル郡とディルセクリ村で、塹壕やバリケードを作ったPKK(クルド労働者党:非合法)メンバーを鎮圧するため行われた作戦の一環として2月16日に発令された外出禁止令は、3月31日午前4時30分以降一部解除された。作戦開始前、同郡にある自宅から避難した住民らは、解除に伴い、3月31日午前より帰宅を始めた。帰宅するイディル郡の住民らが同郡のジズレ、ミドヤト、イペッキヨルの入り口で長蛇の列をつくる中、同地区の治安当局が身分確認や検問を行う姿が目立った。

◾人民の民主主義党(HDP)のビルが倒壊し、自治体庁舎は使用不可に

同郡中心部で、特に激しい衝突が発生したトゥルグト・オザルやイェ二・マハッレで住宅や店舗数百棟が使用不可となり、アランヤやアディレ・ ナシィト通りにある店舗すべてが燃焼し、学校数校も損壊した。さらにイディル自治体庁舎も使用不可となった。一方、損壊したHDPのビルやビルの下にある店舗のがれきは撤去された模様。停電した郡では水道管にも被害が及んだため、住宅に飲料水が行き届いていない状況だ。

◾外出禁止令は21時30分~4時30分の間

シュルナク県庁は3月30日、禁止令の一部解除に関し、以下のように説明した。
「2016年3月31日以降、毎日午前4時30分から午後9時30分までの時間、外出禁止令を解除する。午後9時30分から午前4時30分までの外出禁止令は続けて発令する。」

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( 翻訳者:星井菜月 )
( 記事ID:40177 )