エルドアン批判の研究者、逮捕
2016年03月31日付 Cumhuriyet 紙

「テロ組織のプロパガンダを行った」罪により起訴された「平和のための学者たち」メンバーの一人、メラル・ジャムジュ助教が、裁判所へ送還された後逮捕された。

「平和のための学者たち」が先導し準備した、「我々はこの犯罪に与しない」という宣言に署名し、またこの宣言への支援を表明したとして、テロ組織のプロパガンダを行った罪により逮捕されたメラル・ジャムジュ助教が、バクルキョイ女子閉鎖型刑務所に収容された。

この逮捕が決定された後、健康診断をうけたメラル・ジャムジュ助教は、警察官に伴われ21時30分に刑務所へ入所した。

「平和のための学者たち」の先導に対し「魔女狩り」が開始されたことを受け、教員組合で報道会見が開かれた。この時に発言したムザッフェル・カヤ助教、エスラ・ムンガン助教、クバンチ・エルソイ準教授、メラル・ジャムジュ助教らの逮捕が決定された。3人の研究者が逮捕されたが、ジャムジュ助教はフランスの大学で学ぶ娘を訪問していたため、警察は彼女を拘留できなかった。

ジャムジュ助教は「我々はこの犯罪に与しない」と題する宣言文に署名したことを理由に、イスタンブル新世紀大学の英語翻訳・通訳学科での仕事からも解雇された。

今日事情聴取をうけたジャムジュ助教は、逮捕された3人の研究者と同様に、テロ組織のプロパガンダを行った罪による逮捕要請を受け、第三刑事裁判所へ送還された。

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( 翻訳者:福永千夏  )
( 記事ID:40181 )