ギリシャからの難民返還始、間もなく開始
2016年04月02日付 Hurriyet 紙

トルコ・EU間で3月18日に結ばれた合意の一環として、約250人の移民が明日(3日)ギリシャのレスボス島からイズミルのディキリ郡に移送される。

明日から水曜日の夕方にかけて、レスボス島からディキリへ移送される移民の数は約750人であることが明らかにされた。
さらに、明日、ヒオス島からもディキリへ移民の一団が移送されるという。これによって、EUとの合意で想定されたトルコが移民や難民の帰還を受け入れるプロセスが、正式に始まることとなる。

ヒュッリイェト紙が入手した情報によると、最初の移民の一団に関するギリシャ、トルコ、FRONTEX(欧州対外国境管理協力機関)間の会談が昨日完了した。
直前になってようやく決まったことだが、実行される計画の主な流れは以下の通り。
FRONTEXは、レスボス島からディキリへの移民の移送のために、トルコ企業「ジャレムトゥル」と「トゥルヨル」と合意した。
移民は「ナズル・ジャレ」号と「レスヴォス」号という船でディキリへ移送される。

■海に飛び込まないように…

すべての移民に1人のFRONTEXの職員が同行する。この対応は、移民が移動中に船から海に飛び込まないようにするために必要とされた。
主にパキスタン人、アフガン人、モロッコ人の移民がレスボス島の一時避難センターからバスで港に移送される際や船でディキリに送られる際に任に当たるFRONTEXの治安部隊が、昨日島にやってき始めた。

■トルコ行きを逃れるため逃走

トルコへの帰還を望まない500人以上の移民は、金網を破壊してヒオス島にある一時避難センターから逃走した。港に集められた移民たちは船でアテネに向かうことを希望した。ヒオス港管理局は、移民や難民がこれらの船に乗らないようにするため、通常便が島の別の小さな港から出発するようにした。

■ドイツは1600人の移民を受け入れ

ドイツは、EU・トルコ間で調印された合意に従って、第一段階としてトルコから1600人の難民を受け入れる。ヴェルト・アム・ゾンターク紙によるこの件に関する質問に答えた内務大臣は、必要であれば1万3500人の難民についてさらに準備を完了させると伝えた。報道によると、ドイツは明日以降最初の難民受け入れを始めるという。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:40193 )