リヤド:子宮頸癌罹患の95%に「HPV」が関連
2016年04月10日付 al-Hayat 紙

■子宮頸癌罹患の95%に「HPV」が関連

【リヤド:ジャウハラ・フマイド】

子宮頸癌は、サウジアラビア人女性が罹患する癌の中でかつて第11位を占めていたが、現在は第8位を占めていることが最新の研究によって明らかになった。一方、先進国においては、かつて子宮頸癌は女性が罹患する癌のうち第2位だったが、現在は第4位まで減少した。

キング・ファイサル専門病院・研究センターのファーティマ・ハムラーン博士は、先日院内で開催されたサウジアラビア人女性の健康に関する医療シンポジウムにおいて、罹患率の減少の原因は、保健教育、癌の予防方法、必要なワクチンの接種に対する人々の意識の高まりであるとした。また同氏はこの研究によって「HPV」ウイルスが子宮頸癌罹患原因の95%を占めることが示されたと述べた。

同氏の考えによれば、子宮頸癌は進行速度が10-15年と遅く予防が最も容易な癌の一つであるため、この癌の予防はたやすい。ただし、保健教育や癌予防策の採用が不十分なため、今後5年間で発展途上国における子宮頸癌の罹患率は上昇するだろうとWHOは予測していると同氏は指摘した。

(後略)

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( 翻訳者:宮﨑愛 )
( 記事ID:40242 )