ハーメネイー最高指導者「現代は話し合いの時代でもあり、ミサイルの時代でもある」(1)
2016年04月02日付 Iran 紙
【イラン紙2面】革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下は水曜日(1395年1月11日)〔西暦2016年3月30日〕、ファーテメ・ザフラー閣下〔※預言者ムハンマドの娘で初代イマーム・アリーの妻〕の生誕記念日に預言者一族の悲劇を歌い上げるマッダーフらと面会し、〔‥‥〕敵はイラン国民ならびにイスラーム体制に対抗するためにあらゆる手段を常日頃から利用していると指摘した上で、「現代、そして未来の複雑な時代において、イランの地位強化のためには政治、経済、社会、国防のあらゆる手段を活用しなければならない」と述べた。
革命最高指導者事務所の広報サイトが伝えたところによると、〔‥‥〕革命最高指導者は詩やマッダーヒー(預言者一族の悲劇を歌い上げる行為)でも、今日の諸問題に注意を払うことが必要だとした上で、「政治的、経済的、文化的、軍事的な圧迫に依拠する抑圧体制は、イスラーム共和国ならびにイラン国民にダメージを加えるためならば、いかなる努力も惜しむことはない。この事実を無視してはならない」と指摘した。
革命最高指導者は、革命の敵どもはイランへの敵対行為のためならば、新旧を問わず、あらゆる手段を活用していると指摘した上で、次のように強調した。
彼らは対話、経済交流、制裁、軍事的脅迫、その他あらゆる手段を、自らの目的の推進のために用いている。我々もまた、これらの分野すべてで、対抗力、防衛力を持たねばならない。
同師は抑圧者どもがイラン国民を圧迫するために最もよく依拠しているのは軍事力であるとし、ある疑問を提起した上で、
世界がかようにジャングルのような様相を呈している中で、もしイスラーム共和国が国防力を欠いたまま、話し合いや経済交流、さらには科学技術だけを追い求めるならば、小国ですらも大胆にもイラン国民を脅迫するようになるのではないだろうか。
と述べた。
つづく
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( 翻訳者:SAI )
( 記事ID:40250 )