メルスィン女子大生殺人犯の遺体、偽装でようやく埋葬…
2016年04月17日付 Cumhuriyet 紙


アフメト・スプヒ・アルトゥンドケンは、オズゲジャン・アスラン殺人事件の犯人であり、刑務所で殺害された。アダナ国立病院の遺体安置所に保管されていた彼の遺体は、昨夜、家族により引きとられ、メルスィンの墓地に埋葬された。場所は公表されていない。家族は、記者たちをかわすために棺桶の上にスカーフをかけた。質問を投げかけた記者は、「シリア人女性である」という回答を得た。

オズゲジャン・アスラン殺害事件の犯人アフメト・スプヒ・アルトゥンドケンは、アダナFタイプ特別警備付き刑務所にいた囚人であるギュルテキン・ アラン(46)により、4月11日に銃殺された。彼の埋葬に関して衝撃が走った。殺害された後、彼の遺体は母であるナジエ・タンに引き渡された。タルススで埋葬できなかった故に、再びアダナ国立病院の遺体安置所に戻されたアフメト・スプヒ・アルトゥンドケンの遺体は、昨夜23時頃、近親者により引きとられ た。家族の弁護士を務めるイブラヒム・カプランが書類に署名して引きとり、遺体が彼のものと気づかれないように、警察は棺桶に女性用スカーフをかけた。

■シリア人女性の遺体のような外見となった

遺体安置所の近辺で待機していた人々や記者へ、死体に関して、「シリア人女性の遺体である」という説明がなされた。また、記者の追求を免れたい家族は、棺桶に女性用スカーフをかけた。遺体移送車も与えられなかったため、一般用トラックでメルスィン方面へ運ばれた。タルススからアダナ、ガーズィアンテプを結ぶ高速道路で遺体を移送する車を追跡した記者たちが、検問をする警察により足止めをくらっている間に、遺体を載せたトラックはメルスィン方面へ進み続けた。

■死恐怖症により父は不参加

記者たちの追跡が妨害されたスプヒ・アルトゥンドケンの遺体は、メルスィン県内の場所が明らかにされていない墓地に埋葬された。母ナジエ・タンと姉妹、何人かの近親者の出席の下、昨夜、暗がりの中で宗教儀式が行われ、埋葬された。

同じ攻撃を受け、アダナTOKI教育・研究病院で治療を受けている父のネジュメティン・アルトゥンドケンは、死恐怖症(死体を見ることや死の考えで怒る激しい恐怖)により、葬式に参加しなかったことが明らかにされた。ネジュメティン・アルトゥンドケンは、息子の葬式にとても参加したかったが、死恐怖症や健康問題、安全性への懸念により、この考えをあきらめたことが強調された。当人は、昨年亡くなった彼の母の葬式にも、この病気を理由に参加できなかったという。

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( 翻訳者:白尾みさき )
( 記事ID:40280 )