エルドアン大統領との約束、「あごひげをはやします!」
2016年04月15日付 Milliyet 紙


モンテネグロのムフティ協会会長のフェイジッチ氏は「トルコを訪問した際、大統領エルドアン閣下が私に、にこにこしながら、『ムフティ・エフェンディ、あごひげはどうしたんです?』とおっしゃったのです。私は『あごひげをはやすための命令を待っているのです』と言いました。この私の言葉にエルドアン大統領は笑いました。その日、私はあごひげを生やすことを約束し、実際生やしました。そこで取られた写真はあごひげなしの最後の写真となりました」

モンテネグロのムフティ協会会長のルファト・フェイジッチ氏は、トルコ訪問の際にレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領がにこにこしながら、彼に「ムフティ・エフェンディ、あごひげはどうしたんです?」と話しかけてきたと述べ、「私の言葉にエルドアン大統領は笑い、その日私はあごひげを生やすことを約束し、あごひげを生やしたのです」と語った。

フェイジッチ氏はアナトリア通信のインタビューで、モンテネグロには約11万人のムスリムが暮らしていると述べた。彼が会長を務める協会は、モンテネグロ国により承認されていると語るフェイジッチ氏は、ムフティ協会は宗教活動以外に、歴史文化の分野でも活動を行っていることを語った。フェイジッチ氏は約一か月前にトルコを訪問した際、エルドアン大統領と会談したことに言及し(思い出させ)、この会談で、エルドアン大統領にモンテネグロで暮らすムスリムの状況に関し情報を与えたと語った。トルコとモンテネグロとの関係はとても良いとするフェイジッチ氏は、以下のように続けた:「我々がトルコを訪問した時、大統領閣下は私ににこにこしながら『ムフティ・エフェンディ、あごひげはどうしました?』とおっしゃいました。私も『あごひげを生やすための命令を待っているところです』といいました。その私の言葉に、エルドアン大統領は笑ったのです。その日、私はあごひげを生やすことを約束しました、そして実際生やしたのです。そこで取った写真は、あごひげのない最後の写真となりました。エルドアン大統領はまだモンテネグロにいらっしゃったことはありません。大統領とトルコでお会いした時にこのことを申し上げました。『モンテネグロにいらっしゃらずして、バルカン歴訪を成し遂げたとはなりません』といいました。また『私たちはモンテネグロのNATOへの加盟を支持しています』」。

フェイジッチ氏は、モンテネグロがNATOへの加盟を招聘されていることに言及し、自身の国にはこうした展開に不満を持つ人々がいると語った。モンテネグロのセルビア人らはこれに反対しているとするフェイジッチ氏は、「こうした問題が乗り切られることを望みます。政治的危機はありません。私たちはモンテネグロのNATO加盟を支持します。モンテネグロが信頼のおける地域となると思っています。トルコがNATO加盟国であるので、私たちはこのプロセスを指示しています」と語った。

「神に、トルコを御守り下さいと祈っています」

フェイジッチ氏はモンテネグロのムスリムらの状況は悪くはないことを説明し、以下のように述べた:「より良くなっています。我々の状況が良いということにおいてトルコの役割は大きいです。トルコは、その国とその国民と共に、我々を守ってきました。モンテネグロのムスリムは、初めて自分たちの後ろ盾として大きな、そして力のある国家が存在することを感じました。10年前我々は、後ろ盾のないミッレト(民族)として暮らしていました。すべてのバルカンの国々でムスリムたちはこのように感じていました。今はモスク、メドレセ、イマーム・ハティプ学校(ウレマー養成学校)、イスラム文化センターを建てています。TİKA、宗務省、その他のトルコの機関の大きな支援があります。我々はさらなる安心を得ています。エルドアン大統領に次のように述べました:「このようなトルコのために、ずっと我々は祈っています。預言者ムハンマドがベディルの戦いの前にお祈りしたように、我々も神に、『強いトルコが存在しなければ、イスラム世界の抑圧された者らの声を、誰が引き出してくれるというのだ?神よ、トルコを御守り下さい』とお祈りしています。トルコはイスラム世界にとって一筋の光である。内外からトルコに対して様々な嫌がらせがなされている。モンテネグロに暮らすボスニャック系ムスリムとして、こうしたことを見ています」。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:40393 )