シリアに越境した15~20人の特殊軍チームはイスラム国(IS)が占領している地域で作戦を実行した。
キリスに向けたISの攻撃が増えたことがトルコを動かした。トルコ国境にあるキリスに訪れたフルスィ・アカル参謀総長の訪問の後、話題に上がった一連の対策の中には特殊軍のピンポイント作戦開始も含まれていた。
■偵察と準備
この選択肢のうち、7日深夜1時半ごろキリス中心部へ13~14kmの距離の場所で東方向からシリアへ進入した15~20人の特殊軍チームは、ISが占拠する地域で作戦を実行した。作戦の内容はいかなる発表も行われなかった一方で、活動はミサイル発射台を排除するための偵察と準備を目的としていたとの情報があった。
■秘密裏に行われる
10日におよぶ入念な諜報と準備の過程の後に7日夜動き出した特殊軍チームは朝方ごろトルコに引き返した。作戦は4時間続いた。中身が明らかではない作戦では、キリスに向けて発射されるミサイルの発射台がある地域を一掃するのが優先だったと伝えられた。
■アメリカとロシアに情報
チームはシリアへの進入時と撤退時に、安全のため異なる地点を用いた。またチームが地域に進入する前に、アメリカ軍とロシア軍の関係者は作戦についての情報を伝えられた。イェニ・シャファク紙が入手した情報によれば、トルコ国軍はISの攻撃を止め、キリスの南に安全地域が生まれるようこの作戦を続けていくという。
■ISに爆弾を投下した
特殊軍チームが任務を終了させて帰還した後、ISが占拠するデルハ村、ハヴァル村、ハルジェレ村、バレカトゥ村、カラキョプリュ村に4度の空爆作戦を行った。諸国連合軍とともに行った共同の目標確定活動の後、開始された作戦で空爆は5時47分、6時13分、7時41分に行われた。F-16機とA- 10機で構成された諸国連合軍の航空機から行われた空爆作戦の結果、ISの武器設置拠点と潜伏場所は殲滅された。初めに取られた画像ではISのテロリスト44人が死亡した一方で、多くのISのテロリストが負傷したと確認された。防衛状態にあるシリア反政府勢力の住む地域に行われていた攻撃が止んだと伝えられる一方で、ISがこの地域から撤退しなければならないと伝えられた。4度目の空爆作戦は11時45分にカラキョプリュ地域に向けて連合軍のF-15機で行われた。作戦の結果、ISのテロリスト4人が死亡した。4度の空爆作戦でISのテロリストは合計で48人死亡した。夕方ごろに今回は「フルトゥナ」自走榴弾砲がアレッポ県アアザーズ郡のバラギタフ、ハバル・キリス、ハルジェレ、デルハ地域でのISの目標を攻撃した。(ソース:イェニ・シャファク紙)
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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:40410 )