逮捕のISメンバー、みすみす取り逃がす
2016年05月11日付 Hurriyet 紙

ISに対する軍事作戦で捕まえられ、「武器の密輸」という罪で有罪となっている5人の受刑者は、しばらくして開放型刑務所へ送られた。警察情報局は彼らはテロ組織、ISとつながりがあると述べており、脱走の警告をした。再び閉鎖型刑務所へ送られることが決まったが、この間に脱走したことが明らかになった。そのうちの3人が捕まった。

情報局は、2015年にテロ組織ISのトルコ国内に存在する関連組織に関して広範囲の作戦を開始した。組織のメンバーに対する作戦で、ギョクハン・ブルト、イル ハン・ユルドュズ、ラシット・カラダア、セルダル・サルチャン、ドュラン・チョバンが逮捕された。容疑者の家、そして彼らに関係のある住所で行われた捜査 で、武器、弾薬が押収された。5人の容疑者はテロ対策局によって尋問され、出廷した裁判で「大量の武器の売買」を理由に有罪判決を受けたが、テロ組織ISと関係があるという点に関しては十分な証拠がないため、無罪となった。

■治安情報局は警告した:シリアへ逃げる

閉鎖型刑務所に約一年間いた5人の受刑者は、カフラマンマラシュに住むG氏の家を住所に示し半開放型刑務所への移動のために申請をおこなった。服役期間が考慮され、5人の受刑者は2週間前にコジャエリ開放型刑務所へ送られた。この展開をうけ、警察情報局は「テロ組織ISと関係がある当該の人物の脱走の可能性があり、受刑者が仮出所中に紛争地帯シリアへの逃走を計画していたことなどから、必要な対策がとられるよう」警告をしていた。

警察のこの文書を受け、刑務所所長と検察局は、5人の受刑者を再び閉鎖型刑務所へ送ることを決定した。この決定の適用にとりかかった時、ギョクハン・ブル ト、イルハン・ユルドュズ、ラシット・カラダア、セルダル・サルチャン、ドュラン・チョバンが5月3日に脱走したと明らかにされた。

■2つの検察局が逃走を調査している

逃走した受刑者らを捕まえるために国中の全警察組織と国境の門にいる治安部隊へ「緊急」でもって警告の文書が届けられた。

3人の受刑者が捕まえられ、コジャエリ第二Tタイプ閉鎖型刑務所に入れられた。他の2人を見つけるために捜査が続いている。受刑者達の逃走を援助し逃走事件を計画した人物に対しても調査が行われている。

捜査ではハサン・Y氏という人物が受刑者の逃走のための計画を行い、逃走を援助したと主張されている。逃走事件の後、広範囲での捜査が始められた。カンデュラ郡共和国検察局とコジャエリ郡共和国検察局長が別々に調査を始めたと言われている。

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( 翻訳者:西田夏子 )
( 記事ID:40434 )