クルド語を話したら、退寮処分
2016年05月14日付 Hurriyet 紙


自分の身上書(調査書)はきれいで、テロを含み今日までいかなる取り調べも受けたことはないと話す若い娘は、この行われていることが「民族差別」であると主張する一方、「奨学金・寄宿舎協会アイドゥン県支部長」フェトヒ・カルサクは、学生らが受けた懲罰処分ともかかわる問題で、プライバシーを含んでおり、このために彼女らがこの件でいかなる発言も行うことはできないと述べた。

寄宿舎管理人に訴えられた

アドナン・メンデレス大学高齢者介護プログラムの一年生であるプナル・チェティンカヤさんは、主張によると、ハッキャリで暮らすトルコ語を知らない家族と電話でクルド語を話したために、住んでいたイサベイリ奨学金・寄宿舎協会の女子寄宿舎の3人の同室者から反感を持たれ、しばらくして寄宿舎管理人に訴えられた。

「あなたが自爆犯でないって、どうやって証明できるのよ」

テロのプロパガンダを行ったとされたチェティンカヤさんは、さる5月10日に寄宿舎から追い出され、奨学金も止められた。2日間、外で寝泊まりした後、荷物を取りに寄宿舎に行くと、「あなたが自爆犯でないって、どうやって証明できるの」と言われ、受け入れてもらえなかったと主張するチェティンカヤさんは、いろんなことがあったが、結局今日ナズィリ郡の軍警察本部により観察下に置かれ、尋問をうけたと語った。

民族差別に直面しているというチェテティンカヤさんは、「寄宿舎の同室者は私が家族とクルド語を話さなければならなかったために、私をテロリストという目で見ていた。数か月間このことで私たちの間に喧嘩がおこっていた。結局私には悪いことばかり起こった。とんでもない不当な扱いに直面している。私の人生や将来がもてあそばれた」と語った。

自分の身上書はきれいであると主張するチェティンカヤさんは、「テロの件を含め今日までいかなる取り調べも受けていない、二人の同室者の主張で、私の弁解も聞き入れられず、寄宿舎から追い出されようとしているなら、あきれてものが言えないわ、途方に暮れているの」と話した。奨学金・寄宿舎協会アイデゥン県支部長のフェトヒ・カルカクは、学生たちが受けた懲罰に関わる問題であり、プライバシーを含んでおり、このために彼女たちがこの件で発言することはできないとし、「この問題で発表を行うかは、協会本部の権限である」とのべた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:40540 )