軍車両通過を狙って爆発、6名死亡―ヴァン県
2016年05月25日付 Hurriyet 紙


ヴァン県で昨日17時頃に装甲車が通過する際、テロリスト達がIEDを遠隔操作で爆発させ、ロケット砲を発射した。邪悪な攻撃で6名の軍人が殉職した。

テロ組織PKK(クルディスタン労働者党:非合法)が昨日13時頃にヴァン県のチャルドランとアール県のドーウバヤジット郡の間の道路を封鎖した。テロリスト達はテンドゥレッキ山ふもとのソウクス地方で10台の国際トレーラーを襲撃した。その地に増援部隊が派遣され、ヘリコプターによる支援の下、作戦が開始された。17時頃に同地に向かった装甲車が通過する際にテロリストらが道路に前もって仕掛けておいたIEDを遠隔操作で起爆、その後ロケット砲を発射した。装甲車に乗っていた郡軍警察司令官クヴァンチ・ジェスル少佐、イブラヒム・トゥラシュ三等曹長(25)、ムラト・サルギュル軍警察上級軍曹(43)、エムレ・トゥルクメン氏(27)、フェルドゥッラ―・カイグスズ氏(24)と三等曹長1名が殉職し、1名が重傷、2名が負傷した。

殉職したクヴァンチ・ジェスル少佐の悲報をムーラ県で受け取った兄のムーラ保健局国民保健サービス担当支部長ヴォルカン・ジェスル氏は涙を流した。殉職した ジェスル氏は結婚しており、一児の父であった。彼の父のレムジ氏と母のフェリシュタフ夫人はフェトヒエ市におり、軍警察の部隊とともにムーラ県に移動したという。

イブラヒム・トゥラシュ三等曹長の殉死の報はガーズィアンテプ県のヌルダ―郡にいる近親者を悲しみで覆った。25歳のイブラヒム・トゥラシュ三等曹長の2人の兄は 上級軍曹である。ヤヴズ・セリム地区に暮らしている彼の父アブドゥルムタルリプ氏と母エリフ夫人は、悲しい報せを聞き、悲嘆に暮れた。息子の殉職の報に涙を流す、哀れな父アブドゥルムタルリプ・トゥラシュ氏は「母国に祝福のあらんことを。二人の息子がまだ上級軍曹として任務に従事しています。テロとテロを支援するものに災いあれ」と語った。当殉職者が去年結婚した、ヴァン県に住んでいるイペッキ・トゥラシュ夫人は妊娠していることが分かった。

殉職したムラト・サルギュル軍警察上級軍曹は二児の父親であり、実家のあるビトリス県アフラト市の父の家は火が落ちたように静かになった。臨時の任務によりヴァン県のチャルドゥラン郡で軍警察交通係を務めていたサルギュル氏が定年資格獲得まで僅かな期間であったこと、異動先がイズミルとなっていたことが明らかになった。

エムレ・トゥルクメン軍警察上級軍曹の殉職の報せがネブシェヒル県のハジュベキタシュ郡で父のエミン氏と母ゾフレ夫人に伝えられた。殉職者の妻ハジェル・ トゥルクメン(26)はこの悲報をクルシェヒルのムジュル郡の父の家で知った。トゥルクメン氏が9か月前に任務に就き、15日前に婚約を行い、 7月に披露宴を催す予定であったという。

■殉職したクバンチ・ジェスル少佐、妻のセダ夫人、息子のデミルアルプ君とともに

フェルドゥッラ・カイグスズ軍警察上級軍曹(24)の悲報がサムスン県のアイヴァジュク郡で暮らすマフィエ夫人、父アブニ氏と母ハトゥン夫人に届いた。殉職したカイグスズ氏が6か月前にマフィエ夫人と結婚し、披露宴の後、初の任地であるヴァン県に行ったという。

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( 翻訳者:市野太音  )
( 記事ID:40549 )