S-300、お披露目される―イラン、ミサイル防衛システムを有する限られた数の国に仲間入り(2)
2016年04月18日付 Iran 紙
http://samaaknews.com/67029/
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 しかし〔‥‥〕S-300の〔イランへの〕譲渡禁止の解除を命ずるクレムリンの命令を経て、イランへの同防衛システムの引き渡しのための新たな契約締結に向けた話し合いが、両国間でスタートした。この決定は我が国当局によって、あらゆる分野での協力拡大を目指す両国首脳の政治的意思の表れであると解釈され、より一層の軍事協力が継続される環境をも用意した。

 そのため、こうした決定に対するアメリカ当局の立場が、イランの軍事・防衛能力の向上に対する懸念の表明と、それと同時に〔S-300の対イラン輸出は〕イランに関する過去の国連安保理決議に違反するものではないことを認める発言、の二つの間を揺れ動くことになるであろうことは、十分予想されることだった。


 核合意の履行開始からほんの1ヶ月が経ったイラン暦1394年バフマン月下旬〔西暦2016年2月中旬〕、イラン国防相はロシア国防相の招きによりモスクワを訪問し、このミサイル・システムのテヘランへの納品を加速化させることに関する合意を手土産にして帰国した。〔……〕

 昨日、イラン側に納品された最初のミサイル・システムのお披露目によって、S-300の納品に関するゴタゴタに終止符が打たれたことは、別の視点から見るならば、軍事分野でのさらなる協力が〔イランとロシアの間で〕これから続いていくための環境が用意されたということを意味している。

 実際、ここ数ヶ月間、イランはこのミサイル防衛システムの最新バージョンの購入を考えているとか、戦闘機「スホイ30」やヘリコプター「ミル17」および「ミル8」をロシアから購入する、総額80ドル超の契約が結ばれたとかいったことに関する憶測やニュースが、数多く報じられているのである。

つづく


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( 翻訳者:HYSH )
( 記事ID:40553 )