メトロ社 長距離バス車掌、逮捕―女子大生への暴行事件
2016年05月28日付 Hurriyet 紙
大学生C.Dさんへの性的暴行容疑で問題となったバス車掌ギョクハン・Gが昨晩逮捕された。事件当日に逮捕されたGは、事情聴取の後に釈放されていた。
メトロ・トゥリズム社のムーラ―イスタンブル便のバス車内で2日前に起きた事件は、世間を騒がせた。車掌ギョクハン・Gは、バスに乗車していたC.Dさんが寝ている隙に自慰行為に及び、まず事件当日に軍警察に逮捕された。
■「魔が差した」と述べる
エスキヒサル軍警察駐屯所での事情聴取でGは犯行を否認し、社の関係者に対しては「魔が差した」と述べて罪を認めていた。ゲブゼ裁判所での事情聴取後、釈放されていた。
しかし、昨晩再逮捕が決まり、Gは刑事裁判官[の決定]により逮捕された。ギョクハン・Gはイズミトのカンドゥラ刑務所に連行されたとみられる。
■何があったのか?
トルコではこの3日間、この衝撃的な出来事について多くの人々が語り合っている。ムーラで学んでいるC.Dさんが、イスタンブルの友人を訪ねて乗ったバスで起きたことはショッキングなものだった。バスがフェリーボートに乗船している時、C.Dさんは座席で寝ていた。C.Dさんの話によれば、事件は朝5時40分頃発生。寝ていたところすぐ横から声が聞こえたため、目を覚ますとすぐ、ギョクハン・Gが隣で自慰行為に及んでいるのを目撃した。若い女性の悲鳴でパニックとなり、その時Gの精液がC.Dさんと座席にかかった。事件はすぐに軍警察へ通報され、フェリーボートがエスキヒサル桟橋に到着するとギョクハ ン・Gは逮捕された。
Hurriyet.com.trでは、このバスで生じた衝撃的出来事を報道すると、ソーシャルメディアをはじめ多面的でこの事件が取り上げられた。
事件に関係するメトロ・トゥリズムは、C.Dさん本人と世間に対して謝罪した。
■メトロ社も告訴
一方、ギョクハン・Gへの捜査内容が犯罪であったことから、メトロ・トゥリズム社もゲブゼ検察に刑事告訴したという。検察への社の働きかけでは、ギョクハン・Gを訴え、起訴請求した。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:貝瀬雅典 )
( 記事ID:40568 )