■ラマダーンの間の供給予備力増加
【本紙:ナーディル・タマーン】
電力・新エネルギー省報道官のムハンマド・ヤマー二ー博士は、「送電線網は、電力需要の増加にかかわらず安定している」と強調した。同氏は、「2日前に発生した停電数の大部分は、すべて個別の件であり、全体的なものではない」と述べ、「昨年7月以来、電圧の低下は発生していない」と述べた。博士は「大部分の停電は、盗電や違法な接続のある諸々の地域で無作為に発生した。その結果として電線の電圧が上がり、送電停止を引き起こした」と指摘した。さらに、以下のように指摘した。「上エジプトの複数の県で発生した停電のほとんどは、中電圧の送電網の電圧が低下したために発生した。この件については、電力・新エネルギー省大臣が昨日(6月9日)、エジプトの送電会社の社長とともに調査した。大臣は、中電圧網の開発計画を迅速に完了することを求めた。なお、本計画によって、中電圧網は現在までに4,039キロメートル分、新規に設置された」。
電力・新エネルギー大臣のムハンマド・シャーキル博士は昨日(6月9日)、国内の複数の地域で発生した停電について協議し、その原因を調査すべく会合を開いた。大臣は、エジプト電力合弁会社の社長と配電会社9社の社長らとともに、各会社の管轄地域の電力供給量の割合について検討したほか、送電網、特に低電圧網の更新を早期に行うというエジプトの企業計画の進捗状況についても検討した。低電圧網のある地域、特に上エジプトでは、電力供給量が低下している。
電力コントロール国民センターは、電圧を低下させたことを否認し、ラマダーン月の初日に6,000メガワットまでの供給予備力があることを強調した。また先週の火曜日には、4,900メガワットに達し、先週の木曜日には、3,800メガワットに達した。一方で、全国の最大需用電力は、28,100メガワットに達したとした。
電力コントロール国民センターは、「すべての発電ユニットは、規則的な燃料の噴射を十分に行うことで、高効率で稼働している」と指摘した。さらに、「今年4月に完了した包括メンテナンスプログラムのおかげで、発電ユニットの効率が高くなった」とも付け加えた。また、ムハンマド・ヤマー二―博士は、以下のように強調した。「いくつかの個人作業、例えば無計画な接続や掘削作業は、突然の技術的トラブルを引き起こし、電力・新エネルギー省は損害を被った。その結果として、複数の地域で主要なケーブルが切れ、送電が停止した」
(後略)
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( 翻訳者:了源康平 )
( 記事ID:40708 )