イスタンブルのビルギ大学で先日(24日)開かれた卒業式において、学生らがメフメト・ドゥルマン学長の挨拶の際に演壇に背を向けて抗議するという場面があった。セントラルキャンパスで開かれた卒業式にて起きたこの抗議活動を冷静に受け入れたドゥルマン学長は、「こうした抗議活動を予期はしていたが、許されるのならば私も表現の自由を行使するつもりだ」と述べた。
■学生らからバルクチュオール氏へ支援
この学長の発言を受けて一部の学生らが演壇に顔を向けたことにより、今回の抗議活動は終結した。ビルギ大学の卒業式では、タイイプ・エルドアン大統領に関して授業の際に用いた表現を理由にビルギ大学を解雇されたゼイネプ・バルクチュオール教授に対しても、学生らが持ち寄った外貨によって支援が行われた。6月4日にもイスタンブルの男子校の学生らが、卒業式でヒクメト・コナル校長の挨拶の間に演壇に背を向けるという抗議活動が行われていた。
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( 翻訳者:指宿美穂 )
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