LGBTIメンバーの行進に警察介入
2016年06月27日付 Hurriyet 紙

イスタンブル県庁が許可しなかった「LGBTIの名誉の行進」に関して、警察はタクスィムとイスティクラル通りで警戒体制を敷いた。トゥネル広場で声明を発表するため集まった15-20名のLGBTIメンバーの一部は、警察に拘束された。拘束者の中のドイツ緑の党の国会議員ヴォルカー・ベックは、十分後に釈放された。

県が許可を与えず、プライドウィークの初日である6月19日に警察のガスを使った介入の結果、「6月26日に私たちは行進をしない。イスティクラル通りのあらゆる場所に立つつもりだ」と声明を出したLGBTIのメンバーと警察がイスティクラル通りにつながる小道で陣取りゲームを繰り広げた。警官が、イスティクラル通りにつながるすべての通りの出口に配置された。LBGTIのメンバーは、人々の流れに混じり、2人組や3人組でタクスィム通りを行進している時に、警察とデモ隊の間でしばしば追いかけっこが繰り広げられた。イスティクラル通りには多くの私服警官と制服警官が警戒していた。一部通りから合流したメンバーは、カフェの前に集合すると店主は警察から警告された。外にある椅子と机をどかして集団は散っていった。イマーム・アドナン通りに集まった人には、警察が催涙ガスで介入した。彼らは路地に逃げ込み、散り散りになる一方、ガスを浴びた人は呼吸困難に陥った。

朝には共和人民党ベイオール区支部で虹の旗が掲げられた。イスティクラル通りの人民民主主義会議の建物やイマーム・アドナン通りにあるカフェから下る方面にLBGTIを表す虹の旗が掲げられた。警察は、旗を降ろすように警告して、旗は降ろされた。

■ドイル人が拘束されたが釈放された

警察はLBGTIのメンバーが夕方にテュネル広場で集会を行うという情報を得て、周囲の警戒を強めた。17時ごろにドイツ緑の党の国会議員ヴォルカー・ ベックと欧州議会議員テリー・ライントケも含む20人ほどのグループが集会を行おうとした。警察は、まずグループを盾で押して遠ざけた。しかし、グ ループから数人が抵抗したため、警察は彼らを拘束した。拘束されて警察車両に乗せられた人の中にいたドイツ緑の党の国会議員ヴォルカー・ベックと欧州議会議員テリー・ライントケは職務質問後に釈放された。議員の顧問を務めるフェリックス・バナサクとマクス・ルクスも拘束されたという。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:40752 )