司法権長官「イスラエルにあるバハーイーの司令部は何をしているのか」
2016年05月16日付 Jam-e Jam 紙
【ジャーメ・ジャム・オンライン】司法権長官は秩序を乱す行為が一部にあったことに遺憾の意を表明したうえで、「《時のイマーム》〔※〕との関わりの深い国でバハーイーを擁護することに、意味など何もない。バハーイーは外国人や植民地主義者の手によって偽造されたものなのだ」と述べた。〔‥‥〕
※訳注:「時のイマーム」とは、シーア十二イマーム派で終末の直前にこの世に降臨すると信じられているお隠れのイマームのこと。
アーヤトッラー・アーモリー=ラーリージャーニーは自身の発言の別の箇所で、イラン・イスラーム共和国は「時のイマーム」の国であると述べたうえで、「我らが人民と社会は、《時のイマーム》の旗の下で暮らしている。我々は西洋諸国ほどには安全を守るための武器も兵力も持ってはいないが、《時のイマーム》の愛と恩寵がこの国を守ってきたのである」と語った。
秩序を乱す一部の行為に遺憾の意を表明
司法権長官は秩序を乱す行為が一部にあったことに遺憾の意を表明したうえで、《時のイマーム》〔※〕との関わりの深い国でバハーイーを擁護することに、意味など何もない。バハーイーは外国人や植民地主義者の手によって偽造されたものなのだ」と述べた。
同師は、イラン・イスラーム共和国では何人も自らの信条が理由で投獄されることはなく、こうしたことは西洋メディアの虚言だと強調したうえで、「遺憾ながら、宗教を重視していると言いながら、国の安全に反する行為に及んでいる者が一部にいる」と付け加えた。
アーヤトッラー・アーモリー=ラーリージャーニーは、司法権は国の安全に反する行為を行う者や外国のためにスパイ行為を行う者、特にシオニスト体制と協力する者全員に対して、毅然とした対応を取ると強調したうえで、「《正義の館》〔※〕、すなわちイスラエルにあるバハーイーの司令部は何をしているのか、このような組織との協力は我が国の安全に反したものではないのかを問う必要がある」と述べた。
※訳注:イスラエル・ハイファにあるバハーイー教の総本山の名。バハーイー教はイスラエルの手先であること、よってバハーイー教徒と通じることはイスラエルのためにスパイ行為を働くことになるという論理の「根拠」になっている。
司法権長官はさらに、「宗教指導者たちや体制の責任者たちとの関わりが深い者たちは、他の者たち以上に、秩序を乱す行為を慎み、こうした行為を恥じなければならない。秩序を乱すこうした行為が犯罪的な様相を呈するに至った場合、我々は血縁関係を考慮することなく、そうした者に対して厳しく対処することになるということを、彼らは認識すべきである」と強調した。
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( 翻訳者:SSK )
( 記事ID:40776 )