[訳注:日本と比較するとイランはクルミの消費量が非常に高く、ナッツとしてそのまま食べるばかりでなく、フェセンジャーンと呼ばれる料理(ザクロペーストとクルミをソースとした鶏肉などの煮込み料理)にも利用される。]
アメリカの研究チームによる最近の研究で、食事療法(ダイエット)にクルミを取り入れることで、老化の影響を抑えることが示されている。
[メフル通信の記事をもとにした]ジャーメジャム・オンラインによると、アメリカのボストンにあるブリガムアンドウィメンズ病院の研究チームが、老化の過程で女性に現れる、身体機能の様々な問題を要因とする発病リスクを減らせることから、週に1~2度のクルミの摂取を推奨しているという。
同研究チームは、ダイエット全体の質が、ある種の特殊な食品を摂取することよりも、身体機能に問題が発生する率を減少させる効果がある、と強調した。
身体的な欠陥や様々な問題発生の減少に最も関係がある「食事の質」の内容には、果物や野菜を多めに取り、砂糖の入った甘い飲み物やトランス脂肪酸、ナトリウムの摂取を控えめにすることが含まれる。食材の中でも、最も摂取量を増やすべきものは、オレンジ、[加糖濃縮還元でない生の]オレンジジュース、リンゴ、洋ナシ、レタスそしてクルミとなる。
研究チームのフランシーヌ・ガルドシュタイン主任は、これについて以下のように話している。「この研究が伝えるのは、十分に健康的なダイエットを行うこと、つまりクルミのような特別な食品とその他全ての食品を摂取することは、女性が歳をとっても自身の日々の仕事をこなせるだけの力を持つ助けになるというシンプルなメッセージである。」
この研究に携わった研究チームは、30年以上に渡り54,762名の女性に関するデータを調査した。1992年から2008年までの間に、この女性たちに、自身の身体機能、特に日常の基本的な活動の遂行能力について質問を行った。
この研究成果は、女性とって健康的なダイエットが非常に有効であるという十分な証拠を提示している。
(出典:メフル通信)
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( 翻訳者:EK )
( 記事ID:40907 )