ファーティフ大ほか、15大学閉鎖
2016年07月24日付 Hurriyet 紙

クーデター未遂後、FETÖ/PDY(フェトフッラー系テロ組織/影の国家機構)調査の中で、組織との関係が認められた学校が閉鎖される。

OHAL(非常事態宣言)下での措置に関する最初の法令が出された。昨日22日の官報で発表された法令によると、国家の安全への脅威と認定されたFETÖ/PDYとの関係が明らかになった15の私立大学、934の私立学校、109の私立学生寮・寄宿舎、35の民間の保健機関・施設、104の財団、 1125の団体、19の労働組合・連盟・同盟が閉鎖された。

当該の15大学では少なくとも66,015人の学生が教育を受けているが、官報に掲載された情報によれば、閉鎖された私立高等教育機関の医療措置・研究センターや、閉鎖された別の機関・施設に属する動産とともに、あらゆる種類の資産や債券、権利、記録・文書類は無償で国庫へと移される。

■学生たちは県内の別の大学へ

閉鎖された大学に在籍している学生は、高等教育機構(YÖK)によって、同じ県内の公立もしくは私立大学へ移籍される。このようにして移籍した学生は、卒業まで私立の高等教育機関に必要な授業料を、当該大学へ支払い続けることになる。

■警察が派遣された

緊急事態宣言下における措置に関する法令により閉鎖されたトゥルグト・オザル大学とイペキ大学には警察の部隊が派遣された。両大学ではまず部隊が安全対策をとり、その後キャンパスと管理棟に入った。職員は外へ追いやられ、必要な手続きが完了した後、大学が閉鎖されその活動が終了することが告げられ た。

閉鎖された高等教育機関の学生数
1.アルトゥン・コザ(イペキ)大学(アンカラ) 856
2.ブルサ・オルハンガーズィ大学(ブルサ) 2,128
3.ジャニキ・バシャル大学(サムスン) 2,145
4.セラハッティン・エイユビ大学(ディヤルバクル) 1,228
5.ファーティフ大学(イスタンブル) 15,078
6.メリキシャー大学(カイセリ) 4,048
7.メヴラーナ大学(コンヤ) 5,000
8.シファ大学(イズミル) 2,630
9.トゥルグト・オザル大学(アンカラ) 6,872
10.ズィルヴェ大学(ガーズィアンテプ) 9,500
11.カーヌーニー大学(アンカラ) 本年学生なし
12.イズミル大学(イズミル) 6,733
13.ムラト・ヒュダヴェンディガル大学(イスタンブル) 211
14.ゲディズ大学(イズミル) 7,532
15.スレイマン・シャー大学(イスタンブル) 2,054

■プロセスはどのように進められるのか?

官報に掲載された情報によると、閉鎖された財団のあらゆる動産及び不動産とともに、あらゆる種類の資産や債券、権利、記録・文書類は、ワクフ総局へ無償で移譲される。医療措置・研究センターや、閉鎖された他の機関・施設に属する動産とともに、あらゆる種類の資産や債券、権利、記録・文書類も、国庫へ無償で 移譲される。閉鎖された組織は、様々な負債のために、国庫からは何の権利も得られず、要求することもできないという。

■全ては閉鎖される

国家の安全に対する脅威をもたらしたとされる構造や組織、グループ、あるいはテロ組織の、メンバーであるか関係があると認定されたり、リストに掲載されたりした私立・ワクフ保健機関・施設、教育機関・組織、学生寮・寄宿舎、財団、弾帯、私立高等教育機関、労働組合、連盟・同盟は、関係省庁が組織する委員会の提案に対する大臣の承認をもって、閉鎖される。

■責任・権限はYÖKに

これらの機関の学生に関しては、高等教育機構(YÖK)が、方法と基本を決定し、実行を指揮し、様々な措置をとり、起こりうる不安を取り除く責任と権限を持つことになる。

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( 翻訳者:粕川葵 )
( 記事ID:40941 )