アンカラ爆撃のパイロットの自供
2016年08月02日付 Milliyet 紙

フェトフッラー系テロ組織(FETÖ)の血の7月15日のクーデターの試みの最大の裏切りの攻撃のうちのひとつであるトルコ大国民議会とチュルクサト社(TÜRKSAT)の爆撃の容疑者の一人でパイロットのフセイン・チュルク大尉が、供述で罪を認めた。

発言で、チュルクサト社を爆撃したことを認めたチュルク大尉はFETÖのために働いていたことを知らなかったと述べ、「二番目に(彼らが)指示した座標が町の中であったことを彼らに伝えた。彼らも『問題ない。自由に発射していい』と言ったので、彼らが定めた場所(トルコ大国民議会)を爆撃した」と述べた。チュルク大尉はアンカラの6か所を爆撃したことを認めた。  

■「最初にチュルクサト社へ」

チュルク大尉は供述で、実行に移された行動が、トルコ国軍の中で少数派の集団のクーデターの試みに加担するものであるということには気づいていなかったと述べた。チュルク大尉は以下のように述べている。「ギョルバシュ特殊部隊局へ、爆弾が落とされた時に理解した。このときはまだ、自分に責任がある爆撃を含む飛行は行っていなかった。飛行中、航空無線から得た座標の中から最初にチュルクサト社に爆弾を落とした。 

■「問題はない」

そのあと彼らが二番目に指示した座標が町の中であったことを彼らに伝えた。『発射は自由だ。問題はない』と言ったので、定められた場所を爆撃した。しかし彼らが与えた座標が町の中であったことを理解し、彼らにこのことを知らせていたとしても、このときでさえ、私はトルコ国軍の中にいる少数派の集団に加担しているということに気付いていなかった。攻撃の間、チュルクサト社と町の中をはじめとする6か所の場所を爆撃した。」

「暗号として使われていると言われている1ドルについても、あなた方とメディアから聞いている。私は1ドルを与えられていない。私に与えられた命令が、指揮系統に、そして法に適していると考えていたので実行した。」

■中佐も逮捕された

クーデターの試みのあと、アンカラ県共和国首席検事局が行った捜査において身柄を拘束された91人の兵士がさらに逮捕された。逮捕された者の中には、トルコ大国民議会を爆発したと述べるハサン・フスニュ・バルックチュ中佐もいる。バルックチュ氏は軍から追放されている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:西田夏子 )
( 記事ID:40982 )