40年間の部族間「血の復讐」連鎖、終結
2016年08月13日付 Hurriyet 紙


マルディン県アルトゥクル郡にある、チャルシュル町のサーラム家とサカラル町のアバ家の間で40年にわたり繰り広げられてきた「血の復讐」が平和裏に終息した。

 1976年、アルトゥクル郡にあるチャルシュ(シャクラーネ)村のサーラム家とサカラル(セブレシュケ)村のアバ家の間で起こった議論がいさかいへと発展し、2名の犠牲者が出た争いの後に、2つの部族間で「血の復讐」が始まった。サーラム家とアバ家の間で始まった「血の復讐」を終らせるために、地区の有力者たちが間に入った。イブラヒム・エリキ氏、シェフムス・オズカン氏、アブドゥルケリム・オズデミル氏、ハヴァス・アイドゥン氏そしてマフムト・デュンダル氏から成る平和代表団は、地区の何人かの宗教指導者と地元名士の支援を受けて、両部族の幹部を和解のための食事会の席へ座らせた。

 二つの町とその周囲に住むたくさんの人が参加した和解のための食事会の第一回目は、サカラル町で開かれた。

 平和代表団は「40年にわたる『血の復讐』を終らせるべく、長い間、我々は努力してきました。二つの部族間で何年も続けてきた『血の復讐の平和的終息』の喜びをかみしめています。二つの部族の和解のために我々が行ってきた努力が実を結びました。両部族は今後兄弟のような関係を続けていくでしょう。今日はアバ家が和解のための食事会を開催しました。明日はサーラム家が食事会を開催します。イスラム教は、人を殺すことを認めておらず、人々にただ連帯、共存そして平和のうちに生きることを命じる宗教です。そしてこのため『血の復讐』が起こった両部族の一人一人が聖なるコーランに準拠し、部族間の『血の復讐』を終わらせたのです。」と話した。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班2016 )
( 記事ID:41056 )