ニュース速報が続いている。ディヤルバクル―バトマン間を結ぶ道路のビスミル道の分岐点にある殉教者警察正ムラット・ウチャル地方交通管区管理所に、PKK(クルディスタン労働者党;非合法)のテロリストらによって13時10分ごろ仕掛けられた、爆弾を積んだ車によるテロで4人の警察官が犠牲となった。子ども1人、市民2人も命を落とし、6人の警察官を含む合計22人が負傷した。負傷者らは市の様々な病院に搬送され、治療を受けている。負傷者のうち、重傷であった1人の警察官はその後の処置にもかかわらず回復することなく命を落とした。
PKKによる車を使った爆破テロでは、警察官の親子が巻き込まれ、爆破で子のヒュセイン・ウトクゥ・ギュルバハルくんが犠牲となり、重傷を負っていた父のアフメト・ギュルバハルさんも治療を受けていた軍の病院で医者らの全力の処置もむなしく、回復することなく命を落とした。
警察の公式発表によると、地方交通管理地区で朝の時間帯に発生した爆発で犠牲となった警察官の数は5人へと増え、その中には警察官の子であるヒュセイン・ウ トクゥ・ギュルバハルくんを含む市民2人も命を失った。警察当局は、爆発でそのほかにも警察官7人、技術補助者2人、トルコ労働協会職員も含む合計46人が負傷し、またこれらの負傷者は市内各地の病院で治療を続けていることを明らかにした。
犠牲者たちの物語も痛ましいものであった。エルジンジャンル・ゼンギンさんはブルサへ辞令が出ており、テロがなければ昨日、仕事後、離任する予定であったことが明らかになった。同じく犠牲者のアフメト・ギュルバハルさんの新任地はコンヤ出会った。息子のウトクゥさんを連れたギュルバハルさんは同僚に別れを告げに行った建物で犠牲となった。エラズー出身のクルンチさんは既婚で1児の父であった。
■息子と一緒に友人に別れを告げにいったときに犠牲に
ディヤルバクル・チュナル郡でPKKのテロリストによる車を使った爆破テロで命を落とした5歳のヒュセイン・ウトクゥくんとともに犠牲となった警察官で 35歳のアフメト・ギュルバハルさんの悲しい知らせは、故郷であるカフラマンマラシュのアフシン郡で暮らす家族を悲しみに包んだ。コンヤへの辞令が出ていたギュルバハルさんは、引っ越しのため最後に訪れたディヤルバクルで、友人たちと別れを告げる際にテロで犠牲となったことが明らかにされた。
チュナル郡周辺にある殉教者警察正ムラット・ウチャル地方交通管区管理所へPKKのテロリストらが仕掛けた車を使った爆破テロで警察官のアフメト・ギュルバハルさんが犠牲となり、息子のヒュセイン・ウトクゥくんも命を落とした。親子の悲しい知らせは、故郷であるカフラマンマラシュのアフシン郡にある父の家へ伝えられた。アフシン郡長のアリ・エディップ・ブダン氏、アフシン首長のメフメト・ファティフ・ギュベン氏、そしてアフシン警察局長のバハドゥル・タプハサン氏は、息子と孫の悲しい知らせをシャーディエ・ギュルバハルさんへと伝えた。具合が悪くなってしまった母のシャーディエ・ギュルバハルさんに、待機していた保健チームが処置を行った。父であるヒュセイン・ギュルバハルさんが昨年亡くなっていたと明かされたアフメト・ギュルバハルさんが3人の娘を含む5人の兄弟のうち2番目であることが明らかにされた。
コンヤに辞令が出ていたギュルバハルさんは、ベトュル夫人と1歳半の娘レイヤンちゃんをアフシンに残し、義理の父であるイブラヒム・デミルさん、義理の母であるギュルデン・デミルさん、そして息子のヒュセイン・ウトクゥくんとともに荷物を片付けるためにディヤルバクルへ行っていたことが明らかになった。犠牲となった警察官のギュルバハルさんは、荷物をまとめた後、息子のヒュセイン・ウトクゥくんと仕事仲間に別れを告げるために、最後に訪れた職場でPKKメンバーによる車の爆破テロで殉職した。
犠牲となった警察官のアフメト・ギュルバハルさんとその息子のヒュセイン・ウトクゥくんの葬儀は明日、アフシンで行われる葬儀をもって埋葬される予定だ。
■辞令の出たその日に犠牲に
ディヤルバクルでPKKのテロリストにとって仕掛けられた車による爆破テロで犠牲となった45歳のサリフ・ゼンギンさんの悲しい知らせはエルジンジャンにある実家へと届けられた。犠牲となったゼンギンさんには、ブルサへの辞令が出ており、テロがなければ今日の勤務後、離任するはずであったことが明らかにされた。
ディヤルバクル殉教者警察正ムラット・ウチャル地方交通管区管理所で起きたPKKのテロリストらによる爆破テロで犠牲となった5人の警察官の中のひとりであるサリフ・ゼンギンさんのエルジンジャンにある実家に悲しい知らせが届いた。エルゲネコン地区に住むサイメ―メフメト・ゼンギン夫妻は家にやってきた警察関係者からの辛い悲しい知らせに崩れ落ちた。3人兄弟の長男であった犠牲者のサリフ・ゼンギンさんの家族が住んでいる通りへ、そしてアパートへ、隣人たちはトルコ国旗を掲げた。知らせを受け取ったゼンギン一家の近親者たちは、実家へと集まった。
犠牲となった警察官のサリフ・ゼンギンさんには、10歳、7歳、そして3歳になる3人の子供がおり、今日ブルサへの辞令が出ていたことが明らかになった。犠牲となったゼンギンさんが今日の勤務後、故郷であるエルジンジャンへ帰ってくるのを待っていたとき、悲しい知らせが届いた。
■父の手術中に家族に悲しい知らせが
ディヤルバクル地方交通管区管理所でのPKKによる爆破テロで犠牲となった警察官のナジフ・カプランさんの悲しい知らせは、アドゥヤマンのキャフタ郡に住む家族へと届けられた。ディヤルバクル―バトマン間を結ぶ道路のビスミル道の分岐点にある殉教者警察正ムラット・ウチャル地方交通管区管理所に、PKKのテロリストらによって13時10分ごろ仕掛けられた、爆弾を積んだ車によるテロで犠牲となった32歳の警察官ナジフ・カプランさんのキャフタ郡に住む家族に悲しい知らせが届けられた。カフタ郡ジュムフリエット地区1304番通り内で生活している、テロで犠牲となった30歳の警察官ナジフ・カプランさんの家族へ、キャフタ郡長アフメト・ガジ・カヤ氏と郡の宗務局官吏メティン・アユクト氏、そして郡の警察長ジャフェル・デニズ氏によって伝えられた。辛い知らせを受け取った犠牲者の親族、知り合いらは狂乱する中、犠牲者の父の家へトルコ国旗を掲げた。辛い知らせを受け取ったとき、犠牲者の父であるアブゼル・カプランさんはアドゥヤマンからアダナへ脳の手術を受けに行っており、妻のべドリエ・カプランさんも付き添っていたことが明らかになった。犠牲者の父親は事件を知らず、また犠牲者が2児の父であったことも明らかになった。
■安全対策の壁はあった
テロのため、交通が閉鎖され、6キロメートルに及ぶ交通渋滞が発生した。車による爆破テロに見舞われた地方交通管区管理所ビルには8年前PKKのテロリストらが自動操作の武器を使って攻撃を仕掛けており、この攻撃のあとにビル周辺には安全対策の壁が設置されていたことも明らかになった。
■現地へは多数の救急隊を派遣
事件現場へディヤルバクルから陸路および空路から救急車とともに警察チームが派遣された。初動の情報では、爆発で死者および負傷者がいることが明らかにされた。勤務中に亡くなった人の遺体が燃料貯蔵所から運ばれたことも目撃されている。
爆発のあと現場から近い地域でテロリストらと治安部隊との間で衝突が続く中、負傷者たちは救急車で周辺の病院へと搬送された。大きなダメージを負った建物の残骸の撤去の際に、近で行われていた道路工事のための作業機械も救急チームの作業で使用されている。
■ディヤルバクル県庁「警察官5人を含む7人が死亡、45人が負傷」
ディヤルバクル県庁は、地方交通管区管理所での爆破テロで、警察官5人、子ども1人を含む2人の民間人をはじめとする合計7人が犠牲となり、45人が負傷したことを明らかにした。
ディヤルバクル県庁の発表では「ディヤルバクル―バトマン間を結ぶ道路のビスミル分岐点にあり、我々市民の自家用車、大型運送車両で混み合う地域にある殉教者警察正ムラット・ウチャル地方交通管区管理所に対して13時10分ごろ、分離主義テロ組織に属する者たちによって爆弾を積んだ車を使って行われたと考えられるテロが発生した。発生した爆発で、警察官5人、子ども1人を含む市民2人をはじめとする合計7人が犠牲となった。そして7人の警察官、4人の技術補助者、34人の市民をはじめとする計45人が負傷した。負傷者のうち、29人は退院し、現在警察官7人をはじめとする計16人が治療を続けている。民間人や子どもの区別せず、市民の被害を一顧だにせずに行われたこのテロで犠牲となった警察官たちへ、市民たちへ、アッラーから慈悲を、犠牲者の親族たち、そして国民へ哀悼の意を、負傷者の方々へ早期の治癒を祈っている」と述べられた。
■犠牲者の数ふえる
県庁のこの発表のあと、3人の警察官と2人の市民が施された全力の処置にもかかわらず、回復しないまま亡くなった。事件で犠牲となった警察官と市民の数は8人へと増加した。
■5歳のヒュセイン・ウトクゥ・ギュルバハルくん、テロの犠牲に
ディヤルバクルのチュナル―ビスミル道分岐点の殉教者警察正ムラット・ウチャル地方交通管区管理所で起きた、PKKによる爆破テロで犠牲となった5人の警察官のうち3人が東方任務を完了したために辞令が他の地域へと出されていたことが明らかになった。
爆破で5歳の息子、ヒュセイン・ウトクゥ・ギュルバハルくんとともに犠牲となった警察官のアフメト・ギュルバハルさんは、離任ために管理所を訪れていたことがわかった。テロで犠牲となった警察官の父とともに亡くなったヒュセイン・ウトクゥ・ギュルバハルくんが、SNSのアカウントでトルコ国旗の写真を8月7日にシェアしていたことも報じられた。
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( 翻訳者:大畠梨紗子 )
( 記事ID:41060 )