クーデターの夜にエルドアン滞在のマルマリス、犠牲祭に向け予約殺到
2016年08月16日付 Hurriyet 紙


クーデターの企ての前にレジェップ・タイップ・エルドアン大統領が休暇を過ごしていたマルマリスへ、犠牲祭を前にして、ホテルの予約が殺到している。観光関係者は、街の収容人数に限りがあるため、観光客に、後回しにせず、早めに予約をするようにと、警告をした。

(クーデター未遂後に禁じられていた)公務員の休暇をが解禁されたことと、犠牲祭の休暇が9日間に伸びたという決定は、観光都市に喜びをもたらした。ツアーオペレーターたちへの予約の嵐が始まった。最も人気な観光の聖地は7月15日にクーデターが企てられる前に大統領エルドアン氏が休暇で訪れていたマルマリスであることが明らかにされた。

■「予約なしに来たら、海岸で寝泊まりしなくてはいけなくなる」

トルコ旅行代理店協会マルマリス地区運営委員長イスマイル・オズボズダー氏は、街で犠牲祭の休暇を過ごそうとしている人々が前もって予約を行うよう、警告した。オズボズダー氏は以下のように語った:

「マルマリスに国内市場から非常に多くの予約リクエストが来ています。大統領エルドアン氏がマルマリスで休暇を過ごし、そしてクーデターの後、街の名前は全トルコの記憶に刻まれた、ということが、この状況をもたらしています。しかし、マルマリスのホテルの収容人数は7万人に限られています。なので、自然が素晴らしい美しい私たちの街で休暇を過ごされたいという方は、急いでできるだけ早く予約をしてください。宿泊地を予約しないで訪れた方には悪くすると街の通りや海辺で夜を明かすしかなくなるかもしれません。つまり、断食祭でも大賑わいで、我々のホテルではたった1つのベッドも空いておらず何百人もの人々が外や、車や買ったテントで夜を明かすことを余儀なくされました。まだ一か月もあるのに70%が埋まっており、犠牲祭では100%の予約を期待しております。」

■クーデターの夜に攻撃されたホテルについて

グランド・ヤズジュ・トゥルバン休暇村総責任者イスマイル氏は、クーデターの後にイスタンブルとアンカラに続いて全メディアでマルマリスの名が取りあげられたと述べ、「攻撃が行われた、うちのホテルとその周辺に関心を持つ人々が前もって予約を始めました。公務員へ休暇の許しが出たことと、マルマリスの名がひっきりなしにメディアに出たことの二つによって犠牲祭では予約が一杯になるでしょう」と語った。

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( 翻訳者:松下奈央 )
( 記事ID:41062 )