HDPデミルタシュ「共に立ち向かおう」―ガーズィアンテプ・テロに
2016年08月21日付 Hurriyet 紙


国民の民主主義党(HDP)のデミルタシュ党首は、ガーズィアンテプで50人が犠牲となったテロに関して演説を行った。

HDPのセラハッティン・デミルタシュ党首は、「アンテプでのテロによって混沌と内戦が目指された。アンテプのあらゆる政党所属の国会議員に呼びかける。皆で哀悼の意でひとつになろう。寄り添おう。この写真によってそれらの卑劣な行為に最良の答えを返そう」と述べた。

デミルタシュ党首は、ガーズィアンテプに行くため国外での予定をキャンセルしてディヤルバクル空港を訪れ、そこで会見を行い次のように述べた。
「この残忍な行為に対し本当に言葉もないと言いたい。もちろんこの残忍な虐殺は我が国においては初めて遭遇した、初めて被ったものではない、残念ながら。スルチの虐殺に始まりディヤルバクル集会で続き、トルコの多くの町で市民の死を招いた爆破テロや大量殺戮は、この1年半の間ほとんど全ての政治における議題を、社会における議題を、そして我々の生活を決定づけた。これらは全て同様の目的、同様の目標、同様の焦点によって実行された、残念なことに非常に辛い殺戮だ。起こった殺戮について多くのことが書かれ、多くのことが語られた。この痛みもまずはそれを被った場所を焼く火として歴史に刻まれ殺戮として残るだろう。しかしもしそれについて我々が語るとしたら、国を血の海に変える全ての痛みを終わらせる言葉を述べるのだとしたら、その日は今だ。」

■いかなる陰謀にも関与しない

デミルタシュ党首は、「首相へのお願いし、期待し、呼びかけ申し上げる。スルチの虐殺に始まり、治安と情報の脆弱性をもたらす捜査を適切に実行しない、すべての者に関して緊急に捜査を行うべきだ」と述べた。

デミルタシュ党首は、HDPとして国を内戦や民族戦争、宗派戦争に導くいかなる陰謀にも決して関与しないと述べ、「この場から全ての政党の党首に呼びかける。ともに皆の哀悼の意を1つにしよう。哀悼の中で寄り添おう。あなたの葬儀も私の葬儀もない。あるのはわれわれの葬儀だ。ここからガーズィアンテプのすべての議員に、AKP、MHP、CHPの議員たちに呼びかける。哀悼の中で寄り添おう。まずわれわれの痛みを1つにしよう。結婚式を哀悼に変える者たちに対し、結婚式を血の海に変える者たちに対し、われわれの心は1つであることを示そう。その後は簡単だ。解決できない問題はない。『この国の全ての哀悼はわれわれのものだ。全ての結婚式もわれわれのものだ』と言おう。ここからはじめよう。もしこの虐殺によってわれわれにメッセージを伝えたいのであればこのメッセージをひっくり返そう。この困難な日々はこうして乗り越えることができる。われわれに対して差別的な態度を取っている者たちに対しわれわれも同様の態度で返答はしない。これらのあらゆる欠点や間違い、政治における失敗を解決することは、われわれ全員の仕事である。報復や復讐、血の復讐を動機として行動をする時ではない」と語った。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:41087 )